魅力的なポーズでファンを味方につけよう!オリジナルキャラの描き方徹底解説

「顔だけ絵師」とか「一辺倒な絵ばかり」といった評価をもらうことはありませんか?

キャラクターの魅力的な表情は描けるのに、全身イラストになると途端に「頭だけが大きい」とか「どこか人間らしくなくなってしまう」というようなマイナスな要素が出てしまうことも。

また、顔の表情も同じ角度ばかりが多く、同じイラストにしかならずに困っている人も見られます。

オリキャラをより魅力的に見せるために、一歩踏み込んだイラストの描き方を知りたいという方はこちらをご覧ください。

設定は必須

ペンタブを使って何となくキャラクターを描いているということもあるでしょう。

それを「オリキャラ」とハッシュタグをつけるなどでSNSに掲載するのが常になっていませんか?

画力向上を目指して練習中である場合や、絵を描くのが好きなだけならこの方法でもよいかもしれません。

いつも「同じ年齢層、目や胸が大きいだけのキャラクター、髪色や目の形を変えただけ」といった絵柄になっているのであれば要注意です。

キャラバリエーションを増やす思考へ

「同じ年齢層、目や胸が大きいだけのキャラクター、髪色や目の形を変えただけ」というオリキャラが多い人は、性別を問わず同じ雰囲気になってしまっているのではないでしょうか。

髪の毛の色だけで「男の子と見せようとしている」という力業は避けたいものです。

男女別、年齢別、人間、ケモ耳などのファンタジー系など一目でわかる特徴を持ったキャラクターを作ることを意識していきましょう。

プロの作品を見ると、二頭身系のデフォルメされたイラストでも、服装やわずかなボディラインの違いで「個」の描き分けができています。

こういった「違い」などを研究しキャラバリエーションを増やすことを考えていきましょう。

キャラに命を吹き込もう

キャラクターは顔だけではなく全身を丁寧に描くことで、躍動感が生まれます。

つまり命が宿るということ。動きがあるイラストを描けるようになると、魅力あるイラストに変化します。

絵師としてもスキルアップしますので、できるだけ「顔だけ」から全身が描けるように練習していきましょう。

そのためには、性格や年齢、ヘアスタイルや服装などを考えていきましょう。

元気なキャラクターだと全身で「元気」を表現しています。

また小さな子供は2頭身、小学生は3頭身から4頭身と体の重心も低くなります。

高齢者になるとひざや腰が曲がり、体が小さくなります。

こういった体の変化も含めてキャラクターとして作り上げていくとよいでしょう。

おのずと「個」がそれぞれ異なる、キャラが増えます。

写経もあり

自分はここまでの画力がないという人も見受けられます。

誰も初めから画力があって絵が上手だったわけではありません。

自力でイラストを描くのが難しいという場合、誰かのイラストを写経する(書き写す・トレースする)ことから始めましょう。

この時に頭と体のバランスや、骨格の形、筋肉の流れなども意識して描き写すことをおすすめします。

体の向きと衣装の流れなどもおのずと把握できるようになります。

毎日1~2枚を目安に描いていくと、わずかでも力がついてくるはずです。

トラブル防止のためにトレースや写経のイラストは個人的に利用するだけにとどめ、トレース作品などと記載してもSNSに掲載することは避けましょう。

資料を集めよう

第三者の絵師や作家が描いたイラストのトレースばかりでは「二番煎じのイラスト」感が否めなくなってしまいます。

オリジナリティを追求する場合は、自分なりのオリジナルキャラクターを生み出す必要があります。

自分の知識だけでは、キャラクターを作り上げるのは難しい部分があるため資料などを集めて研究していきましょう。

デッサン用モデル人形

イラストを描く際に、ポーズを参考にするためにデッサン用モデル人形や、手の模型を準備しましょう。

体の重心を確認しながら躍動感あるポーズが描けるようになります。

品物によっては女性体型・男性体型それぞれのデッサン用モデル人形がありますので、準備してみるとよいでしょう。

手の動きひとつでキャラクターの個性を主張することのほか、男性らしさ・女性らしさなどを表現することもできます。

手の模型を使ってたおやかさや元気の良さなどを研究しデッサンしていきましょう。

ファッション系雑誌

ファッションがダサいとイラスト全体が「古臭い印象」になってしまいます。

それとともに服装ひとつでもともとのキャラ設定とは異なる印象になることも。

ファッション系雑誌などを見ると、体型と服装のバランスが一目瞭然です。

ホットパンツやミニスカートと足の長さの関係や、スカートのボリュームや裾のバランスなども知ることができます。

男性の服装に関しても、骨格と服のバランスは女性と全く異なります。

単純にモデル系ファッション雑誌を参考にするだけではなく、小学生向けファッション雑誌や中高生向けの雑誌なども参考にしましょう。

想定する時代背景がある、ファンタジー要素を取り入れたいというように現代の服飾とは異なるイメージがある場合は、その時代や参考になる資料を準備しましょう。

歴史書

時代背景をより強固なものにするために、その時代の歴史書などを取り寄せることもよいでしょう。

歴史書には、その時代に使われていた装飾品(アクセサリーのようなもの)や刀剣などの資料も掲載されていることがあります。

キャラクターの個性のひとつとなるアクセサリーのモチーフやエピソードのアイディアが生まれることがあります。

歴史書は高額になることもあるため、図書館などで資料探しをしてみることも一案です。

ただし、図書館の本はコピーができません。

スマホの画像撮影もできませんので注意しましょう。

小説や写真集など

キャラクターを描くために小説を読むことは的外れかもしれません。

しかし、小説の中のキャラクターは文章で性格や心の動きがわかる工夫がなされています。

また、物語の中ではアクセサリーなどが魅力的に使われていることがあります。

自分のオリジナルキャラクターに投影させるためのイメージを膨らませやすくなるので、小説を読み風景やキャラクターのイメージを膨らませていきましょう。

写真集は被写体のポーズや、風景などを確認するためにおすすめです。

アイドルなどの写真集の場合、水着写真があります。

ボディラインを確認する、振り向きポーズなどを描くときも参考になります。

魅力あるキャラクターにするために

キャラクターの設定を行い、時代背景や世界観なども固めてオリジナルキャラクターを作ったら、さらに命を吹き込む作業を行う必要があります。

さらに魅力あふれるキャラクターとして確立させるためにどのようなことを行うのでしょうか。

立ち姿を確立させよう

キャラクターは顔だけではなく、体も作ってあげると活き活きと見せることができます。

先ほど考えた性格に合わせて体を作っていきましょう。

この時に「たたずまい(キャラクターが放つ雰囲気)」も一緒に表現できるとさらに魅力的なキャラクターに進化します。

キャラクターにはそれぞれ性格を作りました。

勝気、消極的、気取り屋などベースとなる性格をピックアップさせます。

勝気な性格であれば、胸を張っており、常に仁王立ちというように力がみなぎっている姿を投影させます。

消極的な性格であれば、内またで腕を胸の前で組んで不安を打ち消そうとしている姿が投影できるでしょう。

気取り屋であれば、モデル立ちは当たり前で、指先にまで気を使った立ち姿が想像できます。

このように、身長や体のバランスなども考えてキャラクターを描いてみましょう。

服を何パターンか着せてみよう

ラフ画からさらにイメージを作るために、そのキャラクターに服を何パターンか着せてみましょう。

キャラクターにも生活があるので、一日に何度か着替えるはず。

パジャマやいつもの洋服に制服、戦闘時のコスチュームなどを着用した立ち姿を描きます。

キャラクターも着替えとともに気持ちの切り替えをすることもあるはずです。

例えば眠そうな表情で迎える朝のパジャマ姿から、制服に着替えたらシャキッとした表情に変わるというように、皆さんも経験していることでしょう。

このように服装のパターンとこの服を着用したときにはどのような表情やしぐさが生まれるかといったところも考えて、キャラクターのしぐさのバリエーションを増やしていきましょう。

表情をたくさん描こう

「泣く」という感情を伴う表情をイメージしましょう。

あなたはどういったときに泣きますか?悲しい、悔しい、うれしい、痛い、苦しい、怖い、不安、感動などいろいろな場面で涙があふれだすはずです。

こういった感情はすべて同じ表情で表してもよいでしょうか。

恐怖や不安の場面では顔が青ざめるでしょうし、うれしい場合には頬が紅潮します。

感情に見合った顔色の変化なども合わせると、さらに表情豊かなキャラクターに仕上がります。

「泣く」以外にも、人間は喜怒哀楽の感情を持ち合わせています。

たくさんの表情を表せるように、無表情の顔も含め練習してみましょう。

さらに体をつけるとさらに全身で感情を表現できるようになります。

イラストの場合、ポーズと表情の組み合わせで感情を表さなければいけません。

たくさん練習していきましょう。

後ろ姿のディティールも描こう

正面の表情や全身が描けるようになったら、今度は後姿のディティールも組み立てていきましょう。

後ろ姿の体重のかかり具合や、髪の毛の遊び方なども考えていきましょう。

制服を着て手を後ろに回している姿の場合、後ろ姿にした場合手はどのように組んでいるか、何かを持っているのかなども検討していきましょう。

この時は衣服の背面にも気遣いが生まれます。

腰回りのくびれや、お尻の立体感なども表現しなければいけません。

体のねじれなどはアタリや中心線を使いながら描いていくと正面の姿との整合性が取れやすくなります。

正面の姿を描いたら、必ず後ろ姿もセットにして描くよう習慣化していくとだんだんと画力が上がります。

難しければバストアップでも

全身はまだ描けない、という場合にはバストアップのイラストを練習しましょう。

バストアップとは「胸から上」の位置で描くことです。

免許証の写真と同様のアングルととらえましょう。

首から下のパーツが描けるようになるだけで、イラストに立体感が生まれます。

ここでも性別の違いによる肩のラインの違いや、筋肉の付き方などを考えながら描いていきましょう。

バストアップのイラストの場合、長髪の体へのかかり方なども検討する必要があります。

髪の毛の量や毛先の質感などの細部にこだわりながら、毛先の流れも描き込んでいきましょう。

バストアップの場合、後ろ姿、斜め45度、上からというように角度を変えて描く練習を行い、より立体的にイラストを描けるように工夫することをおすすめします。

ポーズをつけてみよう

立ち姿などが描けるようになったら、次はポーズをつけてみましょう。

魅力的なポージングが描けるようになれば、絵師としても格段に力がアップします。

彩色なども合わせて美麗イラストを描けるように工夫していきましょう。

なかなかポージングが想像つかないという場合は、デッサン用モデル人形を使って骨格を確認していきましょう。

ただし、「女性らしさを強調するポーズ」や「男性特有の肩のラインの出し方」などはデッサン用モデル人形では表現に限界がある場合も。

書店の美術書や絵画関連のコーナーでは、実用的なイラストの描き方を紹介する本も多数見つけられます。

ポージングの資料集なども販売されているので資料として何冊か持っておくとよいでしょう。

すわり姿、体育座り、正座

人間には欠かせない姿勢です。

動物キャラクターも腰を下ろす姿勢は時折見られます。

女の子座りなどと呼ばれる「割座(わりざ)」の状態や、体育座り、正座などの姿勢はできるだけ描けるようにしましょう。

膝から先の長さに注意してセクシーな横座りなども描けるように練習することも一案です。

寝そべり、あおむけ、うつ伏せ

男女問わず寝そべりのポーズは魅力を感じますし、妄想を掻き立てられるポーズです。

寝そべりポーズを描くときには、どこで体を横にしているのかも踏まえた風景も入れてみましょう。

ベッドの上や公園の芝生、海岸の砂浜などシチュエーションをプラスすることで服装も変わりますし、表情も変わることでしょう。

一人でいるか、誰かの脇にいるのかなども考えていくとさらに表情も豊かになっていきます。

振り向き、お手振り、会釈

振り向きのポーズは、魅力的に思える構図として知られています。

首だけを振り返るしぐさは表情や顔の向きに注意しましょう。

バリエーションとして上半身をひねって振り向く瞬間や、体ごと振り返る瞬間を切り取れるように練習してみましょう。

このような振り向き・振り返りのしぐさはシチュエーションも大切です。

どのようなシチュエーションでキャラクターが振り向こうとしているのかを考えると、表情にニュアンスが生まれます。

また「バイバイ」と手を振るしぐさや、会釈ポーズも練習してみましょう。

こちらもいろいろなシチュエーションで態度や表情が変わります。

「またね」なのか「さようなら」なのかを考えてみましょう。

手のひらだけを振るか、腕全体を振るかといったところでも、キャラクターの性格を投影できます。

手のしぐさ

手のしぐさで感情を表せるほか、かわいらしさやあどけなさをプラスできます。

片手を頬にあてる「歯医者さんポーズ」や、裏ピースに敬礼なども考えていきましょう。

指先に力を入れるように描けば元気さや力強さが表現できますし、指先にしなりを作るなど力を抜くような描き方をすれば、女性らしさやたおやかさが生まれます。

顔の表情だけではなく、手のしぐさも同様に描く練習をしましょう。

慣れてきたら、全身と手の動きを合わせて描き込んでいきましょう。

後ろ姿なども描いてみましょう

手のしぐさやいろいろなポーズなどはどの角度からでも描けるようになるのが絵師として必要な要素です。

もちろんまだまだ発展途上でも、絵はたくさん描きこむことによって画力は向上します。

練習ありきでどんどん描いていきましょう。

後ろ姿やローアングルから見た姿なども練習していきましょう。

SNSに投稿してみよう

ちょっとでも自分の画力に自信がついてきたら、彩色をするなどの工夫をプラスしてツイッターやpixivなどに投稿してみましょう。

感想は待たず、自分のイラストだけを投稿していきましょう。

もしかしたらオリキャラのリクエストが届くこともあるかもしれませんし、いつしかファンがついてくれているかもしれません。

魅力あるオリジナルキャラクターを作ろう

表情豊かな顔、魅力あるポーズなどがきちんと融合して魅力あるオリジナルキャラクターが独り歩きを始めます。

イラストを描く時間以上に考える時間や研究する時間のほうが多くなっていくと思われますが、毎日コンスタントに描くための時間を確保しながら画力を磨いていきましょう。