好きなキャラクターが描かれたTシャツがほしいけど、デザインが好みではない、そもそも好きなキャラクターだけない、と嘆いたことのある方も多いのではないでしょうか。
ですが諦める必要はありません。
痛Tシャツは自分で簡単に自作することが可能です。
お気に入りのキャラクター絵を使ったり、自分好みのアレンジをしてみてはいかがでしょうか。
痛Tシャツは自作できる!
同人系の人の間で大人気の痛Tシャツ。
痛Tシャツとは、自分で好きなアニメのキャラクターなどを、Tシャツに自らプリントしたものです。
同人グッズには、もちろんキャラクターを描いたTシャツが販売されていますが、お気に入りのデザインでないことがありますよね。
同人系の人たちは、「欲しいものは自分で作る!」という考えを持っている人が多いですから、自分でお気に入りのキャラクターが入ったTシャツを見事に作ってしまうんです。
キャラクターにお気に入りのポーズを取らせたり、決め台詞も一緒に描いたりなど、まさに自分好みのデザインを描くことができます。
自分が好きなキャラクターを、自分の好きなデザインで、しかもあまり費用をかけずに作ることができるって嬉しいですよね。
それでは、同人系の人のたちは、痛Tシャツをどのように自作しているのか見ていきましょう!
誰でもできる!痛Tシャツの作り方
お好きなアニメキャラクターを描いた痛Tシャツ。
作り方は色々ありますから、一概にこれが正解とは言えません。
まずは自分が作りやすい方法で作ってみるのが大切です。
数ある作り方の中でも、大変多くの人が作っている方法を3つご紹介しますね。
アイロンプリントを使う方法
昔懐かしい(?)アイロンプリントを使って、痛Tシャツを作る方法があります。
中には、小さなお子さんのために、アイロンプリントで、かばんとかお洋服にイラストを描いてあげた親御さんもいるのではないでしょうか。
最近では、100均などで、良質なアイロンプリントペーパーが販売されているので、そちらを使えば、お好きなキャラクターを簡単にTシャツに描くことができます。
作り方は簡単で、まず、アイロンプリントペーパーに、デザインを印刷します。
その際に、デザインを左右反転させておくことを忘れないでください。
印刷したアイロンプリントペーパーをTシャツの上に乗せて、上からアイロンをかけてください。
剥離紙を剥がしたらデザインがTシャツに乗っていると思いますが、仕上げ用の紙が入っていますので、そちらをデザインの上に乗せて、さらに一つの場所につき5秒くらいずつ、アイロンをかけたら出来上がりです。
この方法なら、とても簡単にお好きなキャラクターをTシャツに描くことができるので、痛Tシャツ初心者の方にはおすすめです。
ただし、伸縮性の高い生地の場合、プリントした部分がひび割れしやすいですし、ポリエステル系の生地の場合は、綺麗にプリント出来ない可能性があります。
また複雑な形の場合、プリントペーパーの切り抜きが難しくなることもありますから、デメリットも十分踏まえた上でチャレンジしてみてください。
シルクスクリーン印刷を行う方法
痛Tシャツを作るためであれば、時間や労力がかかっても辛くないという人におすすめするのが、シルクスクリーンでの自作方法です。
シルクスクリーンでキャラクターを描く方法は、グッズの販売を行っている業者で、実際に行われている作り方なので、シルクスクリーンという言葉を見聞きしたことがあるかもしれません。
前述したアイロンプリントのほうが作り方は簡単ですが、シルクスクリーン印刷は、版を一度作ってしまえば、版が傷まないかぎり何度でも印刷することができます。
そのため複数のTシャツを作りたいなら、絶対にシルクスクリーン印刷のほうがお得です。
時間と労力をかければ、自分でシルクスクリーン印刷をすることができるので、ぜひこちらも試してみてください。
まず用意するのが、シルクスクリーン印刷専用のインクです。
写真でご紹介した人が使っているのは、太陽精機の「Tシャツくん インク」で、amazonや楽天などで、購入することができます。
同じく太陽精機のTシャツくん専用のスクリーンも用意しておいてください。
その他必要なものは、露光機やインクジェットプリンタ用OHPフィルム、スクイージー、スクリーンを取り付けるフレームです。
作り方は、まず、スクリーンをフレームに貼ります。
お好きなデザインをOHPフィルムに印刷し、それをスクリーンの上に乗せます。
露光機を使って10分くらいスクリーンを光に晒します。
スクリーンには、紫外線を当てることで硬化する液体が塗られています。
黒い部分には紫外線が当たらず、透明部分には紫外線が当たってその部分が硬化することで、デザインをスクリーンに転写することができます。
その後インクを洗い流すと、スクリーン上にデザインが浮かび上がってきます。
これをTシャツのお好きな部分に置いて、インクをスクリーンの上(スクリーン内)に塗っていきます。
インクを塗る際は、スクイージーを使えば、綺麗に塗れるのでおすすめです。
ゆっくりフレームを持ち上げれば、Tシャツに綺麗にデザインが描かれています。
あとは、インクをドライヤーで乾かしたり、上からアイロンをかけたりすることで、デザインを定着させることができます。
写真でご紹介した人の場合、スクイージーは100均で料理用のものを、フレームは写真用のものを利用しており、費用はかなり抑えることができているはずです。
また露光機も蛍光灯とダンボール箱を組み合わせて作っており、お財布にかなり優しい痛Tシャツとなっています。
また、一度版を作ってしまえば、何度でも印刷できるので、かなりお得と言えるでしょう。
シルクスクリーン印刷で自作する難点といえば、やはり時間と労力がかかるということですから、時間に余裕を持ってチャレンジしたいところです。
3自分でデザインを描いてしまう方法
Tシャツに直接描き・世界でひとつしかないTシャツ【お口にチャック少女】http://t.co/kpfDbBQU0h pic.twitter.com/GdVTdJRdKa
— 駕籠真太郎 (@shintarokago) June 3, 2014
自分は絵を描くのが得意だという人は、自分でTシャツに描いてしまうという方法もありです。
Tシャツに絵を描くには、布描きペンを使うと便利です。
布描きペンは、6色とか8色など、何色かがセットになったものがありますから、カラフルな絵を描きたい場合には、こちらを選ぶと良いでしょう。
あるいは、デッサンタイプのような絵を描きたい場合は、ブラックのみの布描きペンで大丈夫です。
布の上に絵を描く場合、布がよれて描きにくいので、何度か同じ線をなぞる必要があります。
根気のいる作業ですから、のんびり描いていくようにしてください。
線を描くだけでなく、塗りも行いたい場合は、アクリル絵の具がおすすめです。
アクリル絵の具は安価ですし、使いやすいので、初心者におすすめです。
注意点は、アクリル絵の具を足さずに、そのままの色の点を描くように、デザインに置いていくようにすることです。
また、アクリル絵の具は乾きやすいので、一気に塗りを終えるスピードも必要です。
いきなりTシャツに絵を描くのは大変ですから、トレース台を使うことをおすすめします。
トレース台を使えば、あらかじめ用意しておいた下書きを、Tシャツの下に置いて、その上をなぞって絵を描いていけば良いので、便利です。
その他に必要なものとして、仕上げのトップコートの役割を果たすデコパージュ液を用意してください。
何度か洗濯をしても描いた絵が薄れないようにするためや、塗った部分が滲んで、Tシャツが汚くなるのを防ぐためです。
もちろん自作したTシャツは、経年劣化によって、描いた部分が薄れてきてしまいますが、デコパージュ液を塗ることによって、絵のもちが良くなります。
自分で絵を描いて痛Tシャツを作る場合は、絵の具やペンで自分の服が汚れる可能性がありますから、製作する際には、エプロンをしたり、汚れても良い服を着たりした方が良いです。
自分で描くという過程を楽しむことができますが、時間がかかりますし、何より絵が上手でないと、中々チャレンジしにくい方法かもしれません。
同人系の人たちが自作した痛Tシャツラインナップ
黒いTシャツで初自作!
写真でご紹介した人は、今まで白いTシャツでしか自作していなかった痛Tシャツを、今回は黒いTシャツで初めて作ったとのこと。
白いTシャツは汚れが目立つし、なんだか白い自作痛Tシャツに飽きたのだそうです。
黒いTシャツにデザインしたのは、「ラブライブ!」の西木野真姫ちゃんと、矢澤にこちゃん。
二人が背中をくっつけた状態でウィンクしている姿がとっても可愛いデザインです。
二人はどうやらピンクの扇子のようなものを持っており、黒い生地にピンクが映えるので、見た目も美しいです。
製作者の話によると、「カラー生地用アイロン転写シートを使用した」となっており、自作したとは思えないほど美しい仕上がりとなっています。
二人の写真(?)の下には、「LoveLive!」のロゴが白地で入れられており、その下には、真姫ちゃんとにこちゃんのサインが、同じく白地で描かれています。
色の使い方も参考になるデザインですよね。
アイドルマスターの痛Tシャツだってアイロンプリントで楽々!
同人系の人たちの間で大人気のシミュレーションゲームである「アイドルマスター」。
グッズも大変な人気ですが、色々購入していたら、結構お財布に負担がかかりますよね。
写真でご紹介している人は、このアイドルマスターの登場人物を、アイロンプリントを使って、上手にTシャツにプリントしています。
プリントには、PLUSのA4・2枚版のインクジェット専用シート「熱でしっかりつくアイロン接着シート 濃色」を使用しています。
こちらのアイロンプリントペーパーの他に、アイロン、プリンター、Tシャツだけで、簡単に作ることができるという嬉しいコメントを挙げています。
写真では、グレーの生地と白の生地の2枚の痛Tシャツを作成しており、どちらのデザインも、長方形の枠の中に、メンバーの姿を描いたものとなっています。
2枚のTシャツのデザインの違いは、グレーのほうがメンバーが立ってポーズをとっている姿がシャドウになっているのに対し、白い生地のほうはメンバーの顔がアップの状態で並べられているところでしょう。
2枚とも、センスの良いデザインで好感が持てます。
製作者のブログでは、あまりにもアイロンプリントを使った痛Tシャツの作り方が簡単だったため、その他にも「ネタ系」の痛Tシャツを作りたいなど、さらなる自作への意気込みが感じられるコメントが投稿されています。
製作者のブログをさらに見てみると、お好きなアニメキャラの板チョコや粘土の人形など、あらゆるものを自作されています。
まさに同人系の人たちのモットーである「欲しいものは自分で作る」を、垣間見ることができます。
赤い痛Tシャツが可愛い!カッティングラバー使用の痛Tシャツ
こちらの人も、アイロンプリントを使用して、痛Tシャツを自作していますが、この他に、カッティングラバーも使っており、さらにクオリティが高い作品となっています。
使用したアイロンプリントペーパーは、KOKUYOインクジェットプリンタ用紙伸びる素材にも強いアイロンプリントペーパーです。
製作者本人は、既製品に比べてクオリティが劣るとおっしゃっていますが、そんなことは微塵も感じさせないほど、素晴らしい仕上がりとなっています。
描かれているのは、「東方Project」のフランドール・スカーレットで、彼女が吸血鬼であるからだと思われますが、Tシャツの生地が赤(もしくはボルドー)となっています。
フランドール・スカーレットの姿の下は、白地で英語の文章が3行書かれており、全体のバランスが大変良いデザインとなっています。
製作者は、自分が好きなものを作ることができること、作ることが楽しいこと、そして達成感を味わえることの3つを、痛Tシャツの自作の良さを述べています。
オタクに続け!痛Tシャツを作るのはあなたの番!
ご紹介してきた同人系の人たちが自作した痛Tシャツを見てみると、Tシャツを自分で作るのは、結構楽しいそうだと思いませんか。
アイロンプリントやシルクスクリーン、手書きなど、色々な方法で痛Tシャツを作ることができます。
ただし、どの方法も時間や労力がかかりますし、手書きの場合は、ある程度の絵を描くスキルが必要です。
また、アイロンプリントやシルクスクリーンは、コツを覚えないと、思ったような成果を期待できないというデメリットもあります。
そんな時おすすめするのが、同人グッズラボで、こちらのサイトを利用すれば、誰でも簡単に1枚から痛Tシャツを製作することができます。
費用もとても安いので、痛Tシャツを作りたいと思ったら、ぜひ同人グッズラボを利用してみてください!
web上にイラスト・写真・ロゴなどの画像をアップロードして配置したりスタンプ・テキストを入れるだけで簡単に作成できるので、デザインが苦手な方でも簡単作成!
個人利用はもちろん、プレゼントや記念品、チームグッズ、ノベルティ、同人グッズ、物販・販売用としても多くの方にご利用いただいております。
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