地方などで行われる同人誌即売会は、何度か出展したことはあるけれど、世界規模のコミケに出展するのははじめて!という人もいるかもしれません。
コミケになると持ち物は変わってきますか?という質問が寄せられることがありますが、基本的には同人誌即売会での持ち物は規模の大小問わず変わりません。
唯一気を付けたいことは、運営によって持ち込み禁止物品があるということと、コミケなどの大きな会場では、フットワーク重視の持ち物を推奨したいという点です。
ここでは、サークルとして出展するときに準備しておきたい持ち物について紹介します。
必ず持参するもの
これを忘れてしまうと、サークル参加できなくなる可能性もありますし、自分がお家へ帰れなくなってしまう可能性があります。
サークルチケット
サークルチケットは「コミケ参加票」といった位置づけのもので、出展が認められたサークルであることを示せる唯一のチケットです。
これを忘れてしまうと、搬入時間に会場入りできなくなりますので注意しましょう。
パンフ購入代
同人誌即売会の中には、イベント運営者が頒布する有償パンフを購入する義務があります。
必ず出費しなければいけない費用として、準備しておきましょう。
パンフレットには、サークルカットが掲載されているので、ディスプレイするにも最適です。
出展記念にもなりますよね。
イベント参加要項
イベント参加要項の中には、即売会当日に守るべき約束事なども記載されています。
イベント終了後の搬出時の約束事なども記載されているので必ず持参しましょう。
「もう読んだから大丈夫」という人もいるかもしれませんが、確認することは大事。
持参していない近隣サークル主さんに貸すこともできます。
スマホ撮影してファイル化させておくことも一案です。
身分証明書
身分証明書は、万一の事故の際などにあなたの身元を知らせるための大事な書類です。
必ず携帯しましょう。
また、他サークルさんのもとで出品されている頒布品を購入することもあるでしょう。
それが成人向け・R指定の品物であれば、身分証明書を提示し確認してもらう必要も生じます。
常に携帯しておくとよいでしょう。
交通費や食費等
お財布は必ず持っているという人も多いと思いますが、帰りの交通費と食事代は必ず別財布でキープしておきましょう。
大好きな書き手さんの作品や、推しカプ作品に出会えたら必ず購入する、という人の中には、気が付けば軍資金がなくなり帰れなくなった、晩御飯が食べられなくなったということもあるようです。
遠方から来ている人は往復チケットを確保することと、最寄り駅から自宅までのタクシー代くらいは別途準備しておきましょう。
サークル運営時に必要な持ち物
サークルブースで頒布を行う場合に必ず必要な持ち物を紹介します。
大きな荷物になるかもしれませんが、ブースの設営時にこれがなければ始まらないといったものが中心です。
面倒でも自分の手荷物として準備してください。
これを持参しなければ、円滑な頒布ができなくなるかもしれません。
必ず持参しましょう。
頒布物・値札
一番忘れてはいけないものです。
頒布物の冊子に関してはあらかじめビニール袋で梱包し値札をつけておきましょう。
宅配便を使って搬入する場合は、搬送時に本やグッズが痛まないように緩衝材などを使って保護してから発送することを忘れないようにしてください。
頒布物は種類が豊富であればよいのですが、面積が限られているので厳選して持参しましょう。
もし持参できないものがあれば、お品書きに記載して何らかの方法で頒布できるようにするとよいかもしれません。
テーブルクロス
ブースに割り当てられたテーブルにかけるものです。
テーブル全体を足元まで覆えるものを準備しましょう。
テーブルの下に荷物や在庫を隠してすっきり見せることができます。
このほかの理由として、女性サークルさんが盗撮の被害に遭うことを防げます。
テーブルクロスにはポケットなどをつけておくと、筆記用具やごみを仮置きするためのスペースとなるのでおすすめです。
つり銭や売り上げを入れる箱
売上と軍資金を別途に保管しておくことをおすすめします。
一般的に前金で同人誌を製作するので、売り上げは自分のお金とすることができるかもしれません。
次の作品作りの資金としてとっておく必要もあるでしょう。
中には委託商品の売り上げも入っているといった場合も考えられるので、売り上げを入れる箱に入れておきましょう。
またつり銭は値付けの兼ね合いもありますが、100円、500円、千円札程度で準備をしておきましょう。
筆記用具
これは欠かせません。
ボールペンやマーカー、余裕があればコピックペンなどを持参しましょう。
手持無沙汰な時にイラストを描くほか、完売等のメモをプラスするときに役立ちます。
帰りに荷物を発送するときも使います。
何かにつけて便利なので、複数本持参することをおすすめします。
テープ類
マスキングテープは値札付けやイラスト・ポスター展示に役立ちます。
ラッピングをする際の留めシールとしても便利です。
ノリが残らず、紙を傷めることなく貼り直しが容易にできるので、セロファンテープよりもマスキングテープをおすすめします。
ガムテープは、帰り準備の段ボール梱包の際に役立ちます。
マスキングテープはいくつか持参しておくと便利です。
文房具
カッター、計算機、ハサミなども持参します。
カッターやハサミは段ボール開梱時に役立ちます。
計算機は頒布物の代金計算に役立ちます。
使いなれたものを持参することで、仕事がスムーズに進みます。
時間をかけずてきぱきと設営をこなすための準備物となりますので、こちらも必ず持参してください。
サークルブースを盛り上げるための持ち物
ここからは、サークルブースを盛り上げるための什器類を紹介します。
一人でも多くのお客さんに立ち寄ってほしいと考える人がぜひ準備してほしいものです。
持ち物に関して、ローカルルールが存在する同人誌即売会もあるので、運営規約などを確認して準備してくださいね。
サークルポスター
サークルの特徴を一目でわかってもらうためのポスターです。
サークル名とアドレスのほか、サークルでメインとするキャラクターやゲーム、アニメなどをテーマとするとよいでしょう。
また、漫画か、小説家、イラスト本かなどジャンルも併せて記載しましょう。
また、一次創作メインで、百合やBLを匂わせるイラストを描くのも一案です。
いろいろな人が見るポスターとなるので、あくまでも匂わせ程度にとどめ、表現に注意することも忘れずに。
等身大ポスターなど
SNS発信を通じて人気キャラを持っている場合、等身大ポスターを持参することも一案です。
サークルの目印にすることもできますし、最終的に頒布商品とすることもできるでしょう。
ただし、大きな商品は置き場所がないことも多いほか、ローカルルールによって禁じられていることもあるので、持参に関しては事前に確認してください。
お品書き
ブースのテーブルに展示するためのものです。
すべての出品商品と頒布価格を明示することをおすすめします。
お品書きで価格を明記しておくと、「安くてかわいいもの」を探しに来たお客さんの目に留まりやすくなります。
また、何が売り切れかなども追記できるので便利です。
イーゼル
100円ショップで販売されているイーゼルはメッセージボードや見本誌展示などに役立ちます。
休憩中のメッセージを提示することもできるでしょう。
またイベント中に描いたイラストを提示したりなどいろいろな使い道が楽しめます。
大きなイーゼルが搬入できる場合、イラストボードを設置してもよいですね。
ディスプレイ用什器
コルクボードや、スタッキング可能なラックなど頒布用グッズをディスプレイするのに便利です。
缶バッジやマグカップなどを頒布用として準備している場合は、高さがある展示方法などを検討すると、スペースの有効活用ができます。
DIYなどもできるので、自分の世界観をブースで表現したい人は、自分で手作りしてみることも一案です。
あると便利な持ち物
同人誌即売会は長丁場となります。
完売すれば店じまいができますが、数時間はその場に張り付けになってしまいます。
お客さんが全く立ち寄らないということはありませんが、手持無沙汰になってしまうこともあるはずです。
ここでは、あると便利な持ち物について紹介します。
ゴミ袋
搬入された段ボールからはがしたガムテープゴミや、ビニール袋などのごみを入れる袋です。
運営側もゴミステーションを準備することがありますが、それは来場者のためのものと認識しましょう。
同人サークルとして参加する場合は、ごみは持ち帰ることを意識したほうがよさそうです。
大きなゴミ袋は不要ですが、スーパーのレジ袋などをいくつかたたんで持参することをおすすめします。
モバイルバッテリー
手持無沙汰な時などにスマホを見ることもあるはずです。
遠方からの参加の場合移動中の時間にスマホを使うこともあるでしょう。
電源がなくなったということがないように、モバイルバッテリーを持参しておくとよいですね。
モバイルバッテリーがあれば、USB電源の扇風機なども使えます。
暑さ対策にも一役買いますよ。
タブレット類
タブレットには、デジタルデータやスライドショーで編集したイラストを入れておきましょう。
イーゼルに立てかけておいて展示することもできます。
また、来場者に会場案内をするといったシチュエーションでも、wi-fiが使えれば会場案内図にアクセスして紹介することも可能です。
大きいタブレットがあれば、イラストを描くこともできますよね。
ただし、お客さんが来場する場なのでゲームなどで時間稼ぎは避けましょう。
名刺やフライヤー、フリーペーパー類
近隣のブースさんへのご挨拶のほか、クリエイターとしての自分の名前を売るために、無償頒布ができる名刺やフリーペーパーを準備しましょう。
自己紹介やSNSアカウントなどを合わせて記載しておけば、次のイベントに向けての顧客や、フォロワー獲得にもつながります。
フリーペーパーは自宅コピーでも十分なので、気軽に作ってみてくださいね。
おやつや防寒対策等
口に放り込める小さなおやつの持参や、寒さ・暑さ対策、水分補給は忘れずに行いましょう。
ひざ掛けや小型扇風機、ヒヤロンなどの瞬間冷却グッズなどは特に持参すると便利です。
神作家さんに差し入れしたい!どんなものがおすすめ?
コミケなどの大きなイベントでは、相互フォローしている作家さんはもちろん、一方的にファンである作家さんが出展することもあります。
SNS上で交流したことがあるけれどリアルで会いたい、とった場合に差し入れを準備することもあるでしょう。
差し入れについて賛否両論ありますが、どういったものならよいのかを紹介いたします。
予算は500円くらいまで
初対面だからこそ、豪華なものを持参したいと思う人もいるかもしれませんが、相手に気を使わせてしまいます。
またその品物に隠された真意を汲み取れないということもあるでしょう。
予算は100円から500円程度の気軽なもので構いません。
おやつとして食べられるものなどを準備するとよいでしょう。
手作りはNG
手作りのお菓子なら、相手に喜ばれると思うのはNGです。
アレルギーの心配がありますし、持参の過程で変質してしまう可能性もあります。
経費が掛からないので、手作りは便利ですが、すぐに食べられないことも考慮しましょう。
市販品を選ぶことが大切です。
持ち帰れるものを
ケーキなど、物販する側としてはお客さんの前では食べられないことでしょう。
持ち帰る過程でつぶれてしまったという場合もあるので、持ち帰っても変質・変形しないものを選びましょう。
手紙でもOK
差し入れは、食べ物や品物でなくてもかまいません。
クリエイターにとって作品の感想をしたためた手紙は一番うれしいものだという話も聞かれます。
いつでも読める手軽さもうれしいですね。
手紙にはSNSアカウントなどを記載しておけば、相互フォローの可能性も生まれます。
ただし、相手のプライベートには踏み込まないことが一番の気遣い。
お返事などは気長に待ちましょう。
同人誌即売会を楽しもう
はじめての同人誌即売会を楽しいものにすべく、持ち物などを紹介してまいりました。
思った以上に荷物がたくさんになってしまうかも、と不安に思うこともありますが、宅配を利用できるので便利です。
また同人誌と一緒にオリジナルラボで作成できる同人グッズも一緒に頒布してみてはいかがでしょうか。
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