萌えキャラのイメージは髪型で決まる!萌えキャラ向きの色々な髪型の描き方

髪の毛、髪型は人の印象の中では比重の大きな外見要素です。

これは萌えキャラにおいても同様です。

どのような髪型にするかによってそのキャラクターの印象が大きく変化してきます。

双子やクローンといった、設定上顔立ちが同じキャラクターであっても、髪型が違う事で性格の違いを表現する事も出来るのです。

萌えキャラの重要要素、髪型!

ショートヘアでは活発さやボーイッシュさ、ロングヘアーでは大人しさ、三つ編みは優等生等、ツインテールはツンデレ等、かつては髪型によるイメージが固定されていました。

昨今では髪型から性格が固定化されない、自由な萌えキャラ達が数多く生み出されています。

髪の印象を理解したキャラづくり

お約束をあえて外す、あえて別の性格にする事で、キャラクターに対してギャップ萌えを作り出せますが、セオリーを踏襲すると比較的簡単にキャラクターの印象を強められるというメリットがあります。

釣り目の顔立ちにツインテールで強気な萌えキャラ、おっとりとした丸い目にウェーブでふわふわとした髪型でおしとやかな萌えキャラ等、他にも髪型と顔立ちが表現できるキャラ性は無数に存在しています。

作品上のセオリーだけでなく、実在する髪型の印象からも、描きたいキャラクターに適した髪型を探っていきましょう。

毛の流れ、毛先の描き方

髪の毛を描く上で難しいとされるのは、毛の流れ、そして毛先の描き方です。

デフォルメ絵では髪を色で塗りつぶし、毛先をつるっとした流れで閉じてしまっても問題ありません。

しかし絵柄によっては細かな毛の流れや毛先の処理をしなければ不自然なキャラ絵になってしまう事もあります。

ふわっとした毛のまとまり+おくれ毛

基本的に、髪の毛は大きなまとまり+その横に枝分かれしたおくれ毛を描く事で、自然な毛のシルエットを描くことが出来ます。

頭頂部の丸みからゆるやかに曲線を描き、頭の側面かゆるめの直線で下ろしていき、耳下~顎下の長さでまとまりごとに毛先を閉じていきます。

肩に届かない長さの内巻きの髪型は、ふわふわとした女の子らしいシルエットが可愛らしい印象になります。

大きなまとまりを作る事で、「ばさばさではない髪の毛」という印象を持たせる事も出来ます。

ぱっつんとした毛先

姫カット、おかっぱといった髪型で見かけるのが、毛先を水平に切った毛先の表現です。

デフォルメ絵では文字通りまっすぐに断ち切った表現にしがちなのがこの髪型です。

しかし上記の「まとまり」と「おくれ毛」で、毛先の長さは均一しつつ大小の流れを作っていく事で自然な髪の流れを作っていけます。

こちらはうちまきのようにふわっと柔らかな輪郭は作らず、しなやかな縦の線、水平な横線をイメージし、まとまりを大きくするほど整った髪の印象を持たせられます。

あまり刻み過ぎない範囲で、細いまとまり・一本だけのおくれ毛を混ぜていくことで、よりこの髪型の整ったしなやかさを表現できます。

ばさばさ、跳ねた毛先

ショートカットよりも短いベリショ、ボーイッシュな髪型では、毛先は頭部の輪郭に沿わせずやや下向きに伸ばす、逆に跳ねさせる事で自然な短髪になります。

あまり鋭く伸ばしてしまうとトゲのような突起になってしまう、跳ねさせすぎると寝ぐせのようになってしまう等、匙加減の難しいのがこの髪型です。

特に意識したいのは、つむじを起点としてどこまでが前髪か、どこからが後ろ髪か、という点です。

ここを意識し、「この線は前髪の跳ね」「ここは後ろ髪の跳ね」と高さを分けた跳ね方・伸ばし方をする事で、角度を変えた際の描き分けがしやすくなります。

セミロング・ロングの毛の流れ

長い髪の毛のキャラクターを描く際、毛の流れは大きく2タイプに分かれます。

1つは真っ直ぐしなやかに伸びたストレート、もう1つは波打つウェーブです。

どちらの髪型でも大切なのは、短い髪型よりも多く「毛のまとまりの重なり」部分を作り出す事で、繊細な髪の毛の印象を出せる、という点です。

ストレートのロングヘアーの描き方

ストレートのロングでは、描きたい毛先によって毛のまとめ方が変化します。

通常のストレートでは、毛先はすぼめて描きます。

それに伴い、髪の長さ半ばほどから髪の毛のまとまりの線を作り、細くなっていく毛先にむけてまとまりの重なりを描いていきます。

イメージとしてはタオルやカーテンのような「柔らかな長方形」の先をすぼめて握りしめた時のような奥行きを作っていきましょう。

ぱっつんとした毛先では先をすぼめず、一定の丈でまとまりを作っていきます。

ウェーブのロングヘアー

ウェーブを描く場合、しなやかさを持たせつつ垂直ぎみに伸ばすストレートと異なり、毛先にむけて曲線のふくらみを持ったまとまりを作っていきます。

動きのある髪型であるので、ストレート時よりもおくれ毛やまとまりの房を増やす事で、よりふんわりとした自然な立体感を持たせる事ができます。

毛の重なり方もその分複雑になっていきますが、頭部のどの位置から伸びたまとまりであるのかを考えて、無理のない入り込み、重なりを作っていきましょう。

髪型の中でも大事な要素、前髪

前髪の存在は、髪全体のシルエットと同様にキャラクターの印象にダイレクトに関わります。

顔の前面にある前髪の形は、現実においても若々しさを見せる、ほっそりみせる、大人びてみせる等の印象のバリエーションを持たせることができます。

前髪を作る

ただ「前髪」と言っても、長さや密度によって印象が変わります。

一般的に「普通の前髪」とは、眉がすこし見える密度で大小のまとまりがある、額を全て覆った前髪を指します。

差分としては前髪のまとまりをひとまとまりにし、小さな刻みだけを入れた「ぱっつん」、前髪を眉の上の長さする「眉上」があります。

ぱっつんの前髪は眉が隠れるので大人しい印象があり、逆に眉上の前髪は感情を表す眉毛がよく見える事から、活発で感情溢れるキャラクターを描くのに向いています。

おでこを出す

額の中央から左右に分ける「センター分け」、左右どちらか寄りに分ける「斜め分け」、前髪全てを後ろや横にまとめてしまう「アップ(総髪)」は、いずれもおでこが出てくるのが特徴的な髪型です。

おでこが出る事で、顔面は顔の肌色面積が増える=顔が大きく見えます。

しかし前髪をそのまま顔の横に流してフェイスラインに縦の印象を出す事で小顔効果が出たり、まとまった印象の前髪は知的な印象を持たせます。

おでこ全てが出ている髪型は顔パーツの比重が下に寄っている幼い子どもキャラを描く時、おでこの広さでその幼さをより強調する効果も得られます。

嗜好者も多い目隠れ、片目隠れ

二次元のキャラクターならではの髪型が、この目隠れです。

現実生活において、目までかかる前髪をそのまま放置している人は殆どいません。

しかし二次元キャラクターならば、日常生活に不便が出るであろう長さの髪であっても「個性」として何ら問題なく描けます。

根暗なキャラクター、内気なキャラクター像として描かれる事の多い目隠れですが、顔パーツの中でも美しい印象を持つ目を敢えて隠す、片方だけ見せる事で逆に「両目が見える時の特別感」を際立たせる事が出来ます。

目隠れの描き方は、目を全て隠す場合はぱっつん前髪の長さを目の下まで伸ばし、片目だけの場合は逆におでこを出す髪型での毛量・長さを調節すると描きやすくなります。

髪の境目が判らない!そんな時は

写真ではシームレスな境目である前髪・後ろ髪を描き分けるのが難しく感じた事はありませんか。

これを解消するには、髪の毛を大きくパーツで分けた時、前髪・後ろ髪ともう1つ、耳横にある「もみあげ」をパーツとして意識する事で理解度が上がる事があります。

後ろ髪の分かれ目

髪の毛の描き方は人それぞれにありますが、ここでは斜めを向いた髪の毛の無い丸坊主のアタリを取り、顔パーツや耳を描いてから髪の毛を描く方法を前提として説明します。

後ろ髪は頭頂部から頭部の曲線に沿い、耳の付け根に向けて線を引くのが境目の目安になります。

この部分は前髪側の線、ハネに重なり見えにくくなる事もあります。

頭頂部からの髪の流れはこの部分を境に、頭頂部から頭部の線に沿って下に伸ばすように描いていきます。

髪の毛が短いキャラはうなじまで一本の線を伸ばさず、段を作るようにおくれ毛、はねた毛を入れる等で短い流れを描き込みましょう。

前髪の分かれ目

前髪は額の上に被さるように、少し余裕を持たせたシルエットを作ります。

この余裕を厚めにするとふんわりとしたボリュームのある前髪、薄くすると後ろにぺったりと張り付いたような前髪になります。

イメージとしてはボールにお椀を被せたような、奥行き・まわりこみを意識しましょう。

あとはその頭部(お椀)の丸みに沿って、ランダムなまとまりやおくれ毛で隙間を作りながら、額の上に前髪を描いていきます。

描きたい前髪によって、パッツンなら長さはなるべく均一にするなど、ここも個性の出し所になります。

前髪の終わりは、先述した後ろ髪の分かれ目まで。

顔に向けた内巻きの線で閉じる、ハネで閉じる他にも、この部分をもみあげと一体化させるパターンもあります。

顔を際立たせるもみあげ

もみあげの描き方は、前髪と後ろ髪の分かれ目、特に耳の前にかけてのラインにどう髪の毛を入れるか、という点に関わってきます。

前髪ともみあげは境目が近いことから一体化させがちですが、その生え際は明確に異なっています。

現実では小顔効果が見込めるもみあげですが、イラスト上ではより装飾的な記号として有効です。

前髪、後ろ髪の「境目の線」として入れる事で、動的なポーズを取らせる際に「ここから前は前髪の動き、後ろは後ろ髪の動き」という判りやすい境界線になります。

さらに前髪、後ろ髪、もみあげの3パーツをそれぞれ長さや密度、大きさで幾つか描けるようになれば、その組み合わせによって幅広い髪型を作り出す事ができます。

シルエットの個性はここで!後ろ髪のまとめ方

髪の毛の中でも、特に動きやシルエットで個性が出やすいのが後ろ髪です。

見た目の個性だけでなく、キャラクターの内面、性格もメインの髪型となる後ろ髪の形状によって左右されます。

特にまとめた髪では、以下のようなイメージを持たせられます。

真面目で求道的、ポニーテールの印象

スポーツ少女、特に弓道部のような精神性を重んじるものを嗜むキャラクターはポニーテールが用いられる傾向があります。

求道的であること、筋が通った真面目な性格である印象を持たせられます。

ロングヘアーで髪の先端がパッツンとした、いわゆる姫カットのキャラクターが気合を込める際にポニーテールにする事で勇ましさを表現出来ます。

姫カットではないポニーテールは、明るいスポーツ少女の髪型としても定番です。

勝気でさっぱりとした、竹を割ったようなキャラクターが描きたい時はオススメの髪型です。

ポニテと違う明るさ、二面性のツインテール

ツインテールもまた、明るいキャラクターに定番の髪型です。

こちらはただ明るいだけではなく、ある特定人物には異なる面を見せる二面性のあるキャラクターによく用いられます。

長く萌えキャラの代名詞とされる「ツンデレ」も、一時はツインテール=ツンデレという確定的な見方がされるほど代表的な髪型でした。

実は毒舌、実は腹黒、実は……といった意外性、ギャップを作り出したいキャラクターにはぴったりの髪型です。

編み込みの基本、三つ編み

文学少女、真面目な委員長といった、頭が良く真面目な性格のキャラクターによく用いられるのが三つ編みです。

複雑な編み込みが本人の内面を現し、まとまった髪は清涼感も感じさせます。

三つ編みは編み込みの大きさによって印象が変化します。

大き目にゆったりと三つ編みにすると女の子らしい可愛らしさが増します。

逆にきっちりと細かく編み込むと真面目さが強まります。

編み込む位置、密度でも様々なアレンジが可能な髪型です。

サイドアップ

ツインテールやポニーテールは、髪を全て1~2のまとまりに分けてまとめる方法です。

それとは異なり、側頭部の一部だけを結んで他の髪を下ろす髪型をサイドアップといいます。

これも可愛らしい髪型で萌えキャラに人気です。

全て結んでしまう髪型と異なり、ロングヘアー、ウェーブの髪の広がりが出るので、テール系の髪型と下ろした髪型の良いとこどりの髪型とも言えます。

片側だけならばサイドアップ、頭の両側を結んだ髪型はツーサイドアップと呼び分けられています。

ハーフツインテール

ツーサイドアップはツインテールに分類される事がありますが、この場合の呼び方は「ハーフツインテール」と呼び分けられます。

厳密に定義の違いはありません。

web検索をしてみるとツーサイドアップの方が検索結果が多い反面、ハーフツインはツーサイドアップよりも現実の髪型でのアレンジ特集や動画が数多く見つかります。

ツーサイドアップで良いお手本が見つからない場合、ハーフツインで調べてみるとより理想的な髪型が見つかりやすい可能性があります。

ハーフアップ

髪の上側だけをまとめ、そこから下側の髪を下ろしたままにした髪型をハーフアップと言います。

萌えキャラの髪型名としては「お嬢様結び」という呼ばれ方をされる事もあります。

その呼ばれ方の通り、お嬢様、お姫様といった気品あるキャラクターによく用いられています。

ハーフアップもまたアレンジ幅の広い髪型です。

髪の上側をまとめる際に三つ編みにする、リボンやバレッタといった髪留めを併用すればより印象的な髪型になります。

お嬢様キャラ自体が幅広く、高飛車からおっとりまで様々なタイプが存在していますが、どのタイプであっても違和感無く使えるのがこの髪型です。

世界を問わないお団子頭

お団子頭、お団子ヘアとも呼ばれます。

髪をまとめて球状にし、後頭部やうなじで丸めて結んだ髪型です。

この「お団子」という呼ばれ方自体は、1990年代アニメである美少女戦士・セーラームーンの主人公が作中で呼ばれていた「お団子頭」に由来すると言われています。

このまとめ方は世界各国でも存在し、中国では両把頭(りょうはとう)、フランス語ではシニヨンと呼ばれています。

バレリーナや新体操をイメージするような体を自在に操るキャラクターに向いており、合わせる服装によって国際色が強調できる髪型です。

豊富な髪型で萌えキャラを自在に描こう!

同じキャラクターであっても、髪形が全く変化しないとも限りません。

例えばお料理の時だけ髪を結ぶ、発表会や大会、大きな戦闘等の見せ場で髪型を変えることが出来れば、新たな側面を演出する事が出来ます。

シーンによって描き分けて、その萌えキャラの新たな面、魅力を発揮していきましょう。