初心者の方必見!【イラストの描き方の基本】画材・ツールの選び方や簡単なイラスト作成のコツ!

同人誌やオリジナル同人グッズを作成する際に、イラストが自由自在に描けると非常に楽しいものです。

でも、イラストの描き方が分からない方は「自分には無理…」などと諦めていませんか?

こちらの記事は、何を準備したら良いか分からない…どこから描き始めれば良いか分からない…といったイラスト初心者の方に最適な内容となっています。

イラストの描き方を基礎から学びたい方は、ぜひ参考にして下さい!

どんなイラストを描きたいか考える

イラストの表現方法は多種多様で、それぞれに独自の魅力があります。

イラストの種類によって、使用する画材や描き方も違ってきます。

漫画風のイラストや可愛い挿絵、あるいは人物や動物、風景のイラスト…といった中から、自分が描きたいイラストはどんなタイプなのか一度じっくりと考えてみましょう。

アナログ派?デジタル派?自分に合ったイラストの描き方を選ぶ

どんなタイプのイラストを描きたいか考える際に、一つ大事なポイントがあります。

それは「アナログ」で描くのか?それとも「デジタル」で描くのか?という点です。

例えば、漫画風のイラストの場合、以前はアナログが主流でした。

漫画風イラストを描きたい方は、まず専用の用紙やGペン、インク、スクリーントーンなどを準備する必要があったわけです。

しかし、デジタルツールが普及した現在では、スマホやタブレット、PCさえあれば、すぐに漫画風イラストを描くことができます。

デジタル派の場合でも、専用ツール(ペンタブレットやタッチペン)を使用している方もいますが、初心者の方は、すぐに専門的な道具を購入する必要はありません。

なぜなら、十分な作画機能が備わった無料ソフトやアプリがたくさんあるからです。

イラストの描き方を学びたい方は、まず初めにアナログとデジタル、どちらの表現方法が自分に合っているかという点も検討してみましょう。

その際には、以下のようなメリット・デメリットを知っておくと参考になるはずです。

「アナログ」のメリット・デメリット

アナログでイラストを描く第一のメリットは、誰でも簡単に始められること。

基本的には鉛筆や色鉛筆、水彩絵具などがあれば十分です。

あとは、画用紙やケント紙など一般的な紙があれば、すぐにイラストを描き始めることができます。

本格的なイラストが描きたい場合には専門的な画材が必要になることもありますが、最初のうちは100円ショップなどで入手できる文房具を使用すれば初期費用もほとんどかかりません。

さらに、アナログにはアナログならではの味わい(手描きの良さ)があるのも魅力の一つです。

一方、アナログのデメリットは、何といってもやり直しがきかないことです。

色鉛筆やボールペンにも消しゴムで消せるタイプの商品がありますが、アナログの場合は基本的には修正ができません。

また、画材は消耗品なので、スクリーントーンが必要なイラストなどの場合、意外と維持費がかかるのもデメリットです。

「デジタル」のメリット・デメリット

デジタルでイラストを描く最大のメリットは、修正が簡単にできること。

描き間違えたり、塗り間違えたりしても、やり直しができるので特に初心者の方に向いています。

ソフトやアプリをダウンロードすれば、すぐにイラストが描けるのもメリットです。

さらに、デジタルの場合は、背景の加工やグラデーションといった特殊効果も簡単に表現できる利点があります。

絵具やスクリーントーンといった画材を購入する手間や費用が節約できるのもメリットです。

一方、デジタルのデメリットは、デジタル機器の扱いが苦手な方にとっては、イラスト作成ツールの扱い方を覚えるのが難しい点です。

現在デジタル機器を所有していない場合、その購入費用がそこそこかかるのもデメリットといえます。

といっても、イラストを描くために、特別ハイスペックなPCやタブレットが必要なわけではありません。

現在では、スマホやタブレット(iOSやAndroid)でも無料アプリを活用して、かなりハイレベルなイラストを作成・編集することができます。

初心者の方の場合は、一般的なPCやタブレット、あるいはスマホさえあれば、初期費用を最小限に抑えてイラストを描き始めることができるでしょう。

基本的なイラストの作成手順

イラストの種類によって描き方は様々ですが、あらゆるタイプのイラストに共通する基本的なイラストの作成手順は以下の通りです。

Step1.「アタリ」を取る

「アタリ」を取る…というのは、イラストを描きだす際に、円・三角形・四角形といった図形や線を組み合わせて、イラスト全体の構図やキャラクターの配置などを決めることです。

人物イラストを描く時にも、顔や体の各パーツ間のバランス調整をするためにアタリを取ります。

アナログなら、鉛筆でアタリを取れば、あとあとその線を消すことができます。

デジタルなら、下書き用の「レイヤー」でアタリを取っておいて、不要になったらそのレイヤーを消去すれば良いでしょう。

Step2.「ラフスケッチ」を描く

アタリを取ったら、次は「ラフスケッチ」を描きます。

ラフスケッチというのは、輪郭線の下書きにあたるものです。

ラフスケッチの段階で、顔はどちらを向いているのか…手や足はどのようなポーズになるのか…といったおおまかなラインを決めていきます。

アナログの場合は鉛筆で、デジタルの場合はラフ用のレイヤーを使用して描きましょう。

ラフスケッチをどこまで詳しく描き込むかという基準は人それぞれです。

ラフ段階で細部まで描き込む方もいますが、簡単なラインだけで済ませる方もいます。

初心者の方は、ある程度詳しく描き込んでおくと良いでしょう。

Step3.「清書」する

ラフスケッチができたら、その上から実際のイラスト(線画)を描いていきます。

いわゆる「清書」の段階です。

アナログの場合は、Gペンや万年筆、ボールペンなどを使用して清書していきます。

そして、清書が終わったら、アタリとラフの線を全て消しゴムで消すわけです。

デジタル派の方は、例によって、清書用のレイヤーを追加して線画を描いていきましょう。

アナログの場合、清書段階からはやり直しがききません。

少々緊張しますが、その緊張感が良い練習になるはずです。

一方、デジタルの場合には、清書のやり直しは何度でも可能なので、納得のいくまで書き直して練習しましょう。

Step4.「着彩(色塗り)」する

最後に、必要に応じて色を塗っていきます。

基本的には、輪郭線の内側に塗り絵の感覚で好みの色を塗ればOKです。

アナログの場合は、輪郭線から色がはみでないように気をつけると、きれいに仕上がります。

デジタルの場合も色塗りのコツは同様ですが、筆やスプレーツールなどで色づけする他に「バケツツール」という便利なものがあります。

バケツツールというのは、線で囲まれた部分の内側をクリック・タップするだけで、その面を一気に塗りつぶすことができるペイント機能です。

この機能を利用すれば、イラストを簡単かつきれいに仕上げることができるでしょう。

少し慣れれば、選択範囲を指定して、その部分にスクリーントーンを貼りつけたり、グラデーションをつけたりすることも可能です。

実践編:顔・頭部のイラストを描いてみよう!

人物イラストの基本は顔と頭部の描き方を学ぶことです。

初心者の方の場合は、自分が描いた顔のイラストのバランスがおかしいことは分かるけれど、どこがどうおかしいか分からない…といった悩みがつきものです。

そんな時には、以下のような考え方やコツを覚えておくと役に立ちます。

紙とペンを用意して、試しにイラストを描いてみましょう!

「輪郭」の描き方

顔のイラストの場合は「輪郭」から描き始めるのが基本です。

輪郭を描いてから、その中に目、鼻、口を描いていくという順序が一般的です。

うまくいかない場合は、初めに「目」を描いてから、バランスが良い位置に輪郭を描き込む方法もあります。

どちらの順番が合っているかは人それぞれです。

輪郭から描く方法と目から描く方法、両方試してみて、自分に合った描き方を選びましょう。

輪郭の描き方のコツは、なめらかな顔の形を一発で決めるのではなく、一度五角形(ホームベース型)でアタリを取ることです。

そして、そのあとから角を全て丸くなめらかに修正して卵型にしていくと描きやすいでしょう。

「目」の描き方のポイント

目から描く場合は、左右の目のバランスに注意して描きましょう。

輪郭から描く場合には、輪郭の中のどの位置に目を描けば良いか?という問題が出てきます。

子供か大人か…女性か男性か…といったキャラクターの違いによって、目を描き入れる位置や目の大きさ・形は違ってきます。

一般的な考え方としては、輪郭(卵型)の中に、その中心でクロスする十字(バッテン)を描いてアタリを取ります。

そして、目はその十字の横棒の上に左右のバランスを見ながら配置するというのが基本です。

顔の角度や表情によっては、最適な目の位置が十字の横棒より上になる場合、下になる場合もありえます。

目の描き方には色々な方法がありますが、自分の好きなキャラクターを模写しながら学んでいくと良いでしょう。

ちなみに、模写する際には、一つのキャラクターを何度も繰り返して描くのが効果的です。

一つのキャラクターの描き方を覚えると、不思議と応用がきくようになるものです。

「鼻・口・耳」の位置を決めるコツ

鼻と口は十字の縦棒上にくるのが基本です。

表情などによっては若干左右にズレる場合もありますが、それほど悩まなくても位置が決まるでしょう。

意外と難しいのが耳の位置の決め方です。

初心者の方におすすめな方法は、すでに決まっている輪郭と目の配置を利用して「メガネをかけて」アタリを取る方法です。

アナログなら鉛筆で、デジタルなら下書きレイヤーにメガネを書き込んでみると、耳の位置がどこにくるかとてもよく分かります。

耳がバランス良く描けない方は、ぜひこの方法を試してみましょう。

「髪」をうまく表現するには?

ショートやロング、ストレート、ウェーブ…それぞれの髪型によって最適な表現は違いますが、初心者の方が覚えておきたい髪の描き方の基本は以下の通りです。

いきなり毛先から描き始めるのは難しいので、髪の場合もアタリを取ります。

卵型の輪郭は、いわゆる坊主頭の状態です。

その上からウィッグ(カツラ)を被せるようなイメージでアタリを取っていきましょう。

カツラを一気に被せるのではなく、毛束毎に貼りつけていくのがコツです。

つむじや生え際の位置も意識すると髪のバランスをうまく表現できるでしょう。

さらに、髪の毛束の大きいものと小さいものをランダムに混ぜると自然な髪型に仕上がります。

以上が顔と頭部の描き方の基本です。

実際にイラストを描いてみた方はいかがでしたか?顔のイラストは基本ですが、なかなか難しかったのではないでしょうか。

でも、うまく描けるようになってくると楽しいですよ!

体や背景の描き方を学ぶ

体の描き方も顔と同様、アタリを取ってから、各パーツをバランス良く配置していくのが基本です。

体のアタリの取り方には、大小の丸を組み合わせる「バルーン型」やデッサン用の人体人形のような「人形型」など様々なタイプがあります。

色々なアタリの取り方を試しながら、自分に合った方法を見つけましょう。

体を描く際には、ある程度「人体構造」に関する基礎知識が必要になってきます。

体がなかなかうまく描けない…という壁にぶつかったら、一度、人体構造の基本を勉強してみると良いでしょう。

その際には、人体デッサンやポーズの解説本、あるいはネット上の無料イラスト講座を活用するのがおすすめです。

さらに、背景をうまく表現するためには「パース(遠近法)」の基礎を学ぶ必要があります。

現在では、写真から簡単に手書き風の背景が加工できる便利なツールもありますが、背景の描き方を覚えれば、イラスト全体の表現力や魅力が一段と高まります。

慣れてきたら、ぜひ背景イラストにもチャレンジしてみましょう。

おすすめのイラスト作成ソフト・アプリ

初心者の方におすすめなイラスト作成ソフトやアプリには以下のようなものがあります。

MediBang Paint

MediBang Paint(メディバン ペイント)は、PCやタブレットはもちろん、スマホでもかなり高度なイラストが作成・編集可能なアプリ。

Gペンや丸ペン、筆、エアブラシ…といった様々なブラシツール、さらにスクリーントーン、背景素材なども利用できます。

無料なのにプロ並みのイラストが描けるおすすめアプリです。

ibisPaint

ibisPaint(アイビスペイント)も、PCやタブレット、スマホでイラストが描ける無料アプリ。

漫画イラストのコマ割りやスクリーントーンの貼りつけも簡単にできるので、初心者の方にも、ぜひおすすめです。

無料アプリとはいえ、かなり高度な表現ができるので、ひとまずこのアプリをダウンロードしておけば描けないイラストはないでしょう。

CLIP STUDIO PAINT

CLIP STUDIO PAINT(クリップ スタジオ ペイント)は、イラスト作成ソフトの最高峰。

Win・Mac両方のPCとiPadに対応しています。

アップルペンシルを使用して、手書き感覚を活かしたデジタルイラストが作成できるのも魅力の一つ。

多くの教育機関で採用されていることからも分かる通り、初心者でも使いやすいイラスト作成ツールです。

無料お試し版もありますが、こちらは有料ソフトになります。

おすすめの画材屋さん

画材屋さんの場合、個人経営の店舗もありますが、そういったお店は大体専門的な雰囲気があり、初心者の方にはなかなか入りにくいものです。

そこでおすすめなのが「世界堂」や「ユザワヤ」、「TOKAI」といった画材の量販店です。

油絵用の画材が中心となる個人の画材屋さんと違い、画材量販店なら、漫画イラスト用品から手芸用品まで、あらゆるジャンルの画材や素材が揃っています。

「LOFT」や「東急ハンズ」といったDIY用品を扱うお店でも、ある程度の画材は入手できるでしょう。

もし、お住まいの近くに、上記のような量販店がない場合は、ネット通販を利用するのがおすすめです。

まとめ買いすると送料が無料になる場合もあるので、ぜひ賢く活用しましょう。

最終的には練習あるのみ!

アナログとデジタルそれぞれのメリット・デメリットに始まり、イラストの描き方の基礎から実践的な内容まで…様々なコツやポイントがありましたが、これらの情報はイラストを学ぶ際のほんのさわりにすぎません。

ただし、こちらの記事では、イラストを描き続けていく上で悩んだり、壁にぶつかったりした時に、どのような解決策や効果的な手段があるのか?という情報も、あわせてお届けしてきました。

例えば、自分の好きなキャラクターを模写することやデッサン・ポーズ集などの書籍、ネット上のイラスト講座を活用するといった方法です。

初心者の方が理想通りのイラストを描けるようになるまでには、やはりある程度の時間が必要です。

逆にいうと、イラストを描き続けていれば、必ず上達する瞬間が訪れるでしょう。

最初のうちは扱い方が分からなかった画材やイラスト作成ツールも、いつの間にか使いこなしているはずです。

そうなってくると、イラストの表現力はもちろん、イラストを描く喜びも格段にアップしてきます。

上記のような情報なども参考にしていただき、初心者の方も、ぜひ気軽に楽しくイラストを描きましょう!