【同人作家必見!】同人誌に著作権は関係ないから問題ないって本当なの?嘘なの?

近年は自分の好きな漫画やアニメの同人誌を作成する人が増えています。

以前と比較して二次創作の界隈もオープンになっているからです。

ただ、注意したいことは著作権に関することです。

同人誌は原作があるからと言って、何でも自由にしていいというわけではありません。

今回は、同人誌の著作権問題について見ていきましょう。

同人誌の著作権問題について

同人誌作成で注目したいことが「著作権問題」です。

いくら好きなものであっても、著作権を侵害するようなことをすればあなたが法律に問われます。

こちらでは、同人誌の著作権問題について知っておきたいことを見ていきましょう。

同人誌とは?

同人誌とは漫画やアニメのキャラクターを使って、二次創作するものです。

グッズや漫画などを販売している人も多くいます。

夏と冬にはビッグサイトで大規模な同人誌即売会があります。

二次創作しかない?

同人誌即売会と言っても、そこで販売されているものは二次創作ばかりとは言えません。

オリジナルの漫画やグッズを販売している人もいるからです。

裁縫が好きな人などは小物を作って、同人誌即売会などで販売している人もいます。

すべてのものが二次創作ではないことを覚えておきましょう。

同人誌の著作権問題とは?

オリジナルの同人誌などであれば、著作権問題は関係ありません。

注意したいものは、二次創作の同人誌です。

二次創作ということは、元となる漫画やアニメなどがあるということです。

結論から言えば、同人誌は著作権を侵害していると言えます。

どの会社でも同じことが言えますが「同人誌作ってください!」という漫画やアニメはないのです。

もし、許可が出ているとしても「同人誌を作ることを禁止していません」という程度でしょう。

つまり、絶対禁止をしていないところであっても「グレーゾーン」であることを覚えておきましょう。

訴えられたらどうなる?

滅多なことでは、同人誌作成をしても訴えられることはありません。

しかし、訴えられた場合は「著作権を侵している」ということで、100%不利になるのです。

民事上では損害賠償の請求、刑事事件としては10年以下の懲役や罰金刑が課されるのです。

なぜ問題にならないのか?

基本的に同人誌に関することは「親告罪」です。

原作者が訴えなければ何も始まりません。

しかし、原作者から訴えられた時点で「アウト」だと覚えておきましょう。

同人誌が許される理由

著作権侵害になりながらも、なぜ同人誌は生き残っているのでしょうか。

それは「原作者からの温情」と言ってもいいでしょう。

同人誌が活発になることで、原作側も盛り上がる傾向があるからです。

人気のある漫画やアニメの場合、同人誌界隈も盛り上がります。

同人誌が活発になっていることで、その漫画やアニメについて知ることができたという人もいるのです。

他にも、二次創作から漫画家になる人も増えてきました。

自分が同人誌の楽しみを知っているからこそ、あえて積極的に禁止をしないという原作者もいます。

そういったぎりぎりのラインで同人誌は生き残っていると言ってもいいでしょう。

著作権は同人誌を考慮して作られている?

インターネットなどで著作権について調べていると「著作権は同人活動を考慮して作られている」という意見もありますが、そんなことはありません。

そのため、同人活動を行っていて逮捕や裁判になった時、裁判官によって判断が大きく分かれるのです。

健全な内容だから問題ない、と考えている人もいるかもしれません。

しかし、既存のキャラクターなどで同人誌などを作っている以上そんなことは関係ありません。

あくまでも「問題あるのか」「問題ないのか」ということは作る側が判断すべきことではないのです。

どんなに問題ない内容だと思っていても、出版社や作者側がNGと感じれば訴えられる可能性があります。

作家に送る人もいる?

同人誌は暗黙の了解で行っているとはいえ、自分が作成したものを見て欲しいという気持ちがあります。

そのため、作家本人に同人誌を送ってしまう人もいるのです。

作家本人に送ってしまう人は、昔から一定多数存在していましたが、近年は多くなっています。

もちろん、作家のすべてが「同人誌を送ってくるのはNG」としているわけではありません。

作家の中にはそういったものを見ることに楽しみを見出している人がいるのも事実です。

しかし、先述したように「暗黙の了解」の状態で行っている活動が「同人活動」です。

どれだけ作家が許してくれているとはいえ、作家本人に同人誌を送るのはマナー違反となります。

作家の中には同人誌を楽しみにしている人がいるのも事実です。

ですが、こういった人は稀なケースだと考えてください。

大多数の作家は「自分が考えたキャラクターが意図しない行動をしている」ことを嫌悪します。

作家にとってキャラクターは自分の子供同然と考える人も多いです。

そのため、どれだけ悪気がなくてもあなたの行動が作家を悲しませる・不快にさせる可能性があります。

小説の同設定は問題ないのか?

小説や漫画を見ていると「〇〇と似ているな」と思うこともあるでしょう。

実際に、キャラクターを変えたくらいでほとんど設定が似通っている小説や漫画も多くあります。

これらが著作権に引っかからないのはなぜか、と考える人もいるのではないでしょうか。

著作権は親告罪です。

発表している作家が訴えない限りは何も起こらない、というのが実際のところでしょう。

ただ、すべてが著作権を違反しているわけではありません。

構図や台詞などがすべてそのままであれば「パクり」になってしまいます。

しかし、似たような設定の漫画や小説などは多いのです。

例えば、バトル系の漫画で定番となっている「武闘会」もそのひとつでしょう。

ドラゴンボールの「天下一武闘会」と幽遊白書の「暗黒武術会」は同じ武闘会形式です。

烈火の炎の「裏武闘殺陣」なども同じです。

しかし、これらはパクりとは言われていません。

武闘会形式を使っているから著作権違反だ、と訴える人もいません。

ストーリーや設定が異なることで「同じ」だとは言えないからです。

そもそも、漫画や小説、アニメ、どんなものにも似ていないものを作れと言われても無理です。

必ず、どこかしらが似ている部分が出てきます。

特に、作家本人に好みの漫画や小説があればスタイルが無意識のうちに似てしまうものもあります。

悪意があるかないか、という部分で線引きをしている人もいるようです。

ただ、何かしらに似てしまうと「〇〇風」と言われてしまうので、オリジナリティがなくなることも考えておきましょう。

同人活動が仕事になっている人もいる?

都市伝説的なものとして「同人活動が仕事」と言われている人もいます。

実際にそういった人がいるのも事実です。

そのことを否定するつもりはありませんが「誰かのキャラクターで生活している」と侮蔑されていた過去を持つ人もいるようです。

同人活動は学生だけと考えている人もいるかもしれません。

しかし、同人活動をするにはお金がかかりすぎるのです。

そのため、学生のバイト代だけで続けられるほど甘いものではありません。

印刷冊数が多ければ多いほどお金もかかってしまいます。

そのため、キツイけれど本業を持ちながら同人活動をしているという人が多いのが現状です。

同人活動を本業にしている人は「二次創作」ではなく「一次創作」で行っていると考えてもいいでしょう。

オリジナルの創作に著作権はある?

二次創作のように「原作」がない状態で同人活動をしている人もいます。

勘違いしないでほしいのが、二次創作だからと言って著作権がないわけではありません。

二次創作であっても、ネタをまるパクリされたりすると著作権違反で訴えられてしまいます。

今では考えられないことですが、インターネットが現在ほど普及する前は原作をコピーしたものを同人誌として頒布していたものもありました。

台詞だけ変えたりなど、同人歴が長い人はそういったケースにも思い当たることもあるでしょう。

オリジナルの「一次創作」にも著作権はあります。

そのため、自分の頒布した作品と類似している場合は著作権違反で訴えられることもあるのです。

基本的に一次創作、二次創作問わずに著作権があることは覚えておきましょう。

フリー素材に注意!

同人活動をしている人の中には、背景や小物などを描くのが苦手でフリー素材を使っている人もいます。

ただ、フリー素材と言っても条件をつけているところもあるので気を付けなければいけません。

「フリー素材サイト名」を入れる、など「どこから素材を借りているのかはっきりさせる」というものが多くあります。

フリーと言う言葉があることで勘違いされがちですが、掲載せずに自由にしていいというわけではありません。

フリー素材を使う時は、間違った使い方をしていないか注意してください。

著作権違反をしている同人作家は多い?

本来ならば絶対にあってはならないことですが、予想以上に著作権違反をしている作家は多いです。

ただ、悪意があって行っている人もいれば気づいていない人もいます。

同人歴が長い人は、昔の感覚で現在も同人活動をしている人もいるようです。

そのため「昔は大丈夫だったのに」という思いで、著作権違反を認めない人もいます。

他にも、子育てなどが一段落してしばらくぶりに同人活動を始めた人も先述したタイプが多いです。

例えば、小説や漫画に原作元の画像などを貼りつけてしまう人もいます。

これは、検討するまでもなく著作権違反です。

昔の同人活動ではそういったものもありましたが、近年は厳しく取り締まる人も少なくありません。

ゲーム会社や出版社が「同人禁止」にする危険性もあるのです。

同人活動に置いての著作権違反は自分だけの問題だけではなく、他にひっそりとルールを守っている人にも悪影響が出てしまう可能性を考えておきましょう。

インターネット時代と言われている現代は、ルールを守らない人に厳しい傾向があります。

そのため、著作権違反などがあればSNS上で「つるし上げ」のようにされてしまう場合もあるのです。

ルールを破った人に対して厳しい意見が多くなるのは、ひとりの何気ない行動が同人界隈すべてを壊してしまう可能性があるからです。

著作権違反をしないためにはどうするべきか?

著作権違反を好んでする人はほとんどいません。

多くの場合が「これがダメなんて知らなかった」というケースばかりです。

同人界隈が賑わっていながらも、著作権に関して興味を持っている人が少ないのも原因のひとつでしょう。

「他の人も同じことをしているから大丈夫」ではなく、本当に問題がないのかを自分で知ってください。

他の人は大丈夫でも、あなた自身が大丈夫という保証はありません。

著作権違反で訴えられる順番などはないからです。

他の人が大丈夫でも、あなたが訴えられる可能性があります。

自分がルール違反をしないためには「二次創作の著作権はどうなっているのか」を調べましょう。

ルールは常に変更していると言ってもいいほど不変のものではありません。

昨日までは大丈夫だったことも、今日や明日が大丈夫という保証はないのです。

自分が間違わないためには、常に著作権に気を配るようにしましょう。

面倒臭いと感じる人もいるかもしれません。

しかし、二次創作をする以上、著作権を気にするのが面倒ならば活動には向いていません。

しっかりとどのような状況になっているのかを調べる習慣をつけてください。

二次創作は多くの人のモラルによって成り立っているものです。

自分勝手なことをする人を許していれば、無用地帯となりかねません。

そうならないためにも、しっかりと「著作権」について把握しておきましょう。

著作権を把握することは、同人界隈を守るだけではなく自分を守ることにもつながるのです。

節度を守って楽しむことが大切

二次創作は著作権の線引きが難しい傾向があります。

しかし、しっかりと学んでおくことで好きなアニメや漫画などの同人活動をすることができます。

グレーゾーンではありますが、よほどのルール違反者が出ない限りは現状と同じ状態が続くでしょう。

ルールと節度を守った楽しみ方で同人誌作成などをしてください。

分からないことは自分で調べる習慣をつけることで気づかないうちにルール違反をしていたということにもならないはずです。