同人活動をやってみたい!そう思い立ったものの、何から始めたら良いかわからないという方も多いことでしょう。
そんな同人活動初心者がまずやっておく必要のあることを確認してみましょう。
ハンドルネームとサークル名を決めよう
同人活動を始めると決めたら、まずはハンドルネームとサークル名を決めましょう。
ハンドルネームは自分が今後活動をしていく上で長く使っていく名前、サークル名は同人活動をしていく上で屋号のようになっていくものです。
サークル名は同人イベントに参加する際に必要になるものなので、イベント不参加であれば必ずしも決める必要はありませんが、同人活動をしていく上で同人イベントに参加をしないというようなことはほぼ無いとも言えるため、基本的に必要になります。
他の人と被らないように気を付けて
ハンドルネームやサークル名を決める際には、他の人とできるだけ被らない名前を付けることが大切です。
誰かと同じ名前になってしまったとしても大きな問題になることは無いものの、同じジャンルで同じ名前で活動をする人がいた場合、いらぬ誤解を招いてしまったり気まずい思いをしたりすることもあるため、できるだけ他人と被らない個性的な名前を付けることをおすすめします。
漢字やアルファベットなどで表記を変えて差別化を図るといった工夫をしてみるのも良いでしょう。
活動をしていく上で個人を認識してもらう大切なものなので、じっくり考えてください。
できるだけ長く愛着を持てる名前に
ハンドルネームやサークル名は気まぐれに変更をしても問題ありません。
しかし同人活動をしていく上では、ジャンルではなく作家のファンとしてついてきてくれる人も意外と少なくないため、長く使い続けられるものを考えて行くことが大切です。
複数のジャンルをかけもちして、それぞれの活動ごとに名前を使い分けるという人ももちろんいますが、一つの名前、一つのサークルで活動をしていった方が当然面倒はありません。
気変わりせず使い続けられる名前を検討していきましょう。
ハンドルネームやサークル名は重要な名刺
ハンドルネームやサークル名は同人活動をしていく上で自分の名刺となるものです。
固定のファンが付き同人作家として広く認識されていくようになると、活動ジャンル外でも自分の名前、サークル名を覚えてもらえるようになります。
イベントに参加をする際にも積極的にチェックしてもらうことができますよ。
気まぐれに名前を変更しても問題は無いものの、ころころと名前を使い分けていると、作品を楽しみにしているファンの人が探しづらい思いをして困らせることになるため、基本的にはハンドルネームやサークル名も自分の名刺と考えて、使い続けていくことが大切です。
SNSに登録・発信しよう
昨今の同人活動においては、SNSを利用して情報を発信していくことが不可欠です。
オンラインで同人活動をスタートしていくことは当たり前であり、オフラインのみで活動をしている人はほとんどいません。
コミュニケーションを取るのが苦手なのでSNSを活用するのは苦手という人もいるかもしれませんが、SNSには必ず登録、作品の情報発信に活用していきましょう。
コミュニケーションを取るのは必須ではなく、ただ作品を発信していくだけでもOKです。
SNSで発信しながら認知度を高めていく
同人活動をしていく上でおすすめのSNSはpixivやTwitterです。
同人活動をしている人のほとんどは、いずれかもしくは両方のSNSに登録をして作品を投稿しています。
SNSを利用することで同じジャンル、趣味嗜好の人に発見してもらうことができるため、こつこつと利用していくことで、自信と作品の認知度を高めていくことができます。
SNSで他人に認知をしてもらったり評価を受けたりすることは、同人活動をスタートさせていく上で、非常に自分のためになります。
SNSをスタートさせたことが同人誌を作るきっかけとなったという人も多いですから、楽しい同人活動へと発展させていくためにも、積極的に活用していってください。
交流を深めることも大切
同人作家にも様々なタイプがあります。
一切他人と交流を持たないという人もいますが、そういった人は基本的に同人活動歴が長い玄人であるため、初心者の場合には積極的にSNSを活用して他の人と交流を深めていくことをおすすめします。
同人活動に関する情報やマナーなど様々な情報交換を行えるため、とても勉強になりますよ。
同人活動に関するマナーは時代と共に少しずつ変わっていく部分があるため、SNSを利用して、広く様々な人の意見や情報を得ることは非常に大切です。
楽しく、トラブルや失礼の無いように同人活動を行っていくためにも、適度な交流を行っていけるようにしましょう。
モチベーションアップに繋がる
SNSを使って同人活動を行っていくことには、自分の作品に対して反応や感想を貰えるというメリットがあります。
頑張って作った作品を誰にも見て貰えない・評価してもらえないのと、感想や反応を貰えるのでは、以後のモチベーションにも大きな差が出てくるでしょう。
やる気を持って楽しく同人活動に励んでいくためにも、SNSで作品を発信、多くの人に目にしてもらうことはとても大切なのです。
同人活動を自身で盛り上げていけるかどうかは上手にSNSを活用していけるかにかかっているともいえますから、この点についてはよく覚えておきましょう。
いざ同人誌作り!原稿をはじめよう
同人活動をしていく上でチャレンジしてみたいことと言えば、やはり同人誌作りです。
自分の作品を一つの本にまとめることで同人活動をより楽しんでいけますし、作品を広く知ってもらえるようになります。
また同人誌を作り同人作家として活動していくことで、単にSNSで作品を発表していくよりも、多くの人に認知してもらえるようになります。
ぜひチャレンジしてみましょう。
締め切りを決める
同人誌を作ると決めたら、締め切りを設定しましょう。
同人誌を作る上では、いつまでに作るかをはっきりさせることが非常に大切です。
きちんと締め切りを設定しないとダラダラと原稿を続けてしまいかねません。
締め切りを決めないで原稿を進めていると、結局いつまで経っても仕上がらないという無駄な時間を過ごしてしまいがちですから気をつけましょう。
特に初めての場合、クオリティにこだわりすぎて形にならないというようなことが起こりやすいため、締め切りを設定して同人誌を作るということは非常に大切になってきます。
印刷会社を決める
同人誌作りにおいて、印刷会社は欠かすことができない存在です。
同人誌専門の印刷会社は数も多く選択肢が豊富なため、色々検索して自分でこれだと思えるところを選んでいきましょう。
様々な印刷会社があり、それぞれが特色を持っていますが、初めて利用する際にはとりあえず気になった会社を適当に選んでも問題ありません。
実際に同人誌を作ってみることで、装丁など自分で凝ってみたいと思う部分が多々出てきます。
一度適当なところを利用してみてから、次回以降ニーズに合う印刷会社を選び直していくといった形をとっていくと良いでしょう。
価格や少部数対応など、まずは利用しやすいところを選んでみるのがおすすめです。
表紙などの装丁を考える
同人誌作りでは、原稿の他に表紙についても考えていかなければなりません。
デザインはもちろん、使用する紙や特殊加工の有無など、決めなければいけないことは非常に多いです。
特に表紙は同人誌の顔ともなるものですから、良い出来になるよう努めていきましょう。
同人誌は表紙買いする人も多いため、魅力的な表紙を作れるかどうかで、作った同人誌を手に取ってもらえるかどうかにも大きな違いが出てきます。
スケジュールを決めて計画的に
締め切りや印刷所、原稿の内容や表紙について決めたら、後はコツコツと原稿を仕上げていくだけです。
しかし同人誌作りというのはその時の気分や感覚で作っていたのでは、ほぼ間違いなく締め切りに間に合わなくなってしまうもの。
スケジュールをしっかり組み、計画的に取り組んでいけるようにしましょう。
毎日ごとに原稿を進めるページ数やどこまでやるかをきちんと決めておくと、スムーズに進めていきやすいですよ。
その時々で原稿の捗り方にも違いが出てきますから、スケジュールはできるだけ余裕を持って組んでいきましょう。
同人誌即売会イベントに参加しよう
同人誌を作りイベントに参加をするということは、同人活動をしていく上では一つの大きな目標となるものです。
イベントに参加することで同人活動は一層楽しいものとなりますから、オンラインだけでは無くオフラインでもぜひ積極的に同人活動に取り組んでみてください。
原稿のやる気に大きな違いが
同人誌を作るにしても、即売会イベントに参加をするのとしないのでは、やる気やモチベーションに大きな差が出てきます。
イベントに参加をすることは半強制的に同人誌を作らなければならないことにも繋がるため、途中で挫折してしまう、目標が無くダラダラと原稿をしてしまうというような人は、緊張感を持って励めるようになるでしょう。
イベントへの参加を決めると、SNSを通じて「楽しみにしている」などの応援の声を貰うことも多いので、モチベーションもグッと上がるでしょう。
イベントへの参加は同人活動をより楽しくしてくれるものともなるため、ぜひ一度は参加をしてみてください。
初心者こそ思い切ってイベントに参加して
同人誌即売会などのイベントは同人歴の長い人が参加をするものと思いがちですが、初心者の人こそ積極的に参加をすることをおすすめします。
イベントに参加をすることは初心者にとって同人活動がどのようなものかを学ぶ非常に良い機会、場所となってくれるからです。
他の作家さんがどのように活動しているか、みんながどんなふうに同人活動を楽しんでいるかを肌で体感できるので、非常に良い勉強になりますよ。
同人活動の歴に関係なく、やりたいと思ったら参加して良い場所なので、思い切って飛び込んでみてください。
頒布数はSNSでアンケートを!告知も忘れずに
イベントに参加して同人誌を頒布する際は、どれくらいの数を刷り頒布するかといったことも考えていかなければなりませんが、その際にはSNSのアンケート機能を利用することをおすすめします。
Twitterのアンケートを参考にどれくらいの需要があるかを調べておくと、たくさん刷ったのに大量に余ってしまったというような失敗を防げます。
またSNSを利用してイベントへの参加やどういった同人誌を頒布するかなど告知しておくと認知度を高めることができ、イベントも一層楽しいものとなるでしょう。
通販で頒布するのもおすすめ
イベントに参加をするとなると、会場で本を手に取って貰えるか、在庫を抱えてしまわないかといったことが心配になりますが、作った同人誌の頒布については通販を利用することもできるので安心です。
pixivのboothサービスなどを活用すれば自家通販をする場合でも匿名でのやりとりが可能ですし、とらのあななどの委託書店を利用すれば、すべて丸投げで通信販売ができます。
イベントに参加するのが難しいというのであれば、最初から通販のみでの頒布とすることも可能ですから、いずれにしても通販の利用は積極的に視野に入れておくことをおすすめします。
同人誌はイベント時期が一番手に取って貰いやすい
同人誌は必ずしもイベントに参加して頒布しなければならないというものではありません。
しかし、イベント時期が一番手に取って貰いやすいタイミングでもあるので、実際の参加不参加は別にしても、頒布はこの時期に合わせることをおすすめします。
イベント時期は同人誌の購買意欲が高まっている時期でもあり、積極的にサークルチェックが行われますので、自分の同人誌を積極的に頒布していきたいというのであればイベントのタイミングに合わせて同人誌を作成しましょう。
可能であればイベントに参加して頒布していけると良いですね。
初心者こそアクティブに活動を
同人活動は、同人歴というよりも、どれだけ積極的に活動に取り組めるかということが一つのポイントになってきます。
同人活動を始めたばかりの人でもSNSやイベントなどにアクティブに参加していくことで、あっという間に人気作家として知名度を高めることはよくあります。
楽しみたい、やってみたいという熱が湧いた際には、色々なことにどんどん取り組んでいくべきです。
実際に行動に起こすことが同人活動を大いに盛り上げていくことに繋がるので、ぜひ同人誌作りや即売会などのイベント参加は前向きにとらえていきましょう。