絵師としてpixivなどの投稿サイトのアカウントを持っていて一定数の評価が得られるようになった場合や、ツイッターやインスタなどのSNSで投稿した漫画を頒布してみようかな?と思ったらコミケ出店のチャンスです。
お友達同士でサークルを作ってグループ参戦してみることもよいでしょう。
また、新作を発表する、人気のキャラクターのオリジナルグッズを作って販売することもおすすめです。
でも、どうしたらサークル参加できるの?初めてでも、無名の絵師でも参加できるの?というところで躓いてしまう人もみられます。
ここでは、初めてコミケに参加を検討する人のために「申し込み手順」をまとめました。
また頒布のコツについても紹介します!
自分の作風を確認しよう
コミケなどのイベントでは、いろいろな縛りがあります。
例えば一次創作オンリーといった作家さん縛りの場合もあれば、キャラクターを限定したイベントも存在します。
また、成人向けの作品を排除するイベントなどもみられるので、まずはどういった作品で出店したいのかを検討しましょう。
アニメや漫画、ゲームの世界観を描いた二次創作モノは競合が多いですが、市場は広い分注目度は高まります。
オリジナルキャラクターのボーイズ・ラブ系やイチャラブ系の作品などは書き手の知名度が左右されてしまう可能性がありますが、手に取ってみてもらいやすいようです。
それから、イベントで頒布するための作品のメインはどういったキャラクターを起用するのかも決めておきましょう。
イベント探しをしよう
コミケといえば、世界最大級の「コミックマーケット」を指していますが、このほかにもたくさんの同人誌即売会が存在しています。
オリジナル作品(一次創作)オンリーという縛りがある「コミティア」や、特定の作品に絞った「オンリーイベント」と呼ばれるイベントなどが主流です。
国内3会場で行われる「コミックシティ」は「コミックマーケット」に次ぐ規模の同人誌即売会となります。
自分自身の作風や顧客の流れの良さなどを踏まえて、ブースを構えたい同人誌即売会の照準を絞りましょう。
コミケやコミックシティ、春コミ(春に行われるコミティア)などは、出店希望者が殺到し倍率が高いイベントとなりますが、全国各地で開催される「コミティア」や、「仙台コミケ」など地域のプロモーターが開催する同人誌即売会は、当選確率も高くブース出展のハードルも低いものとなるでしょう。
ただし、商用レベルでの作品作りが求められるのはどんな同人誌即売会でも同様です。
公式サイトを確認し申し込み方法を確認
気になった同人誌即売会に関しては、必ず公式サイトを確認します。
ここには申し込み方法のほか、作品に対する注意事項やローカルルールなども掲載されています。
熟読して、出展できると判断した場合にのみ、申し込みを行いましょう。
規模が大きな同人誌即売会の場合、半年前から募集を行っているケースがほとんどです。
タイミングによっては申し込みできないという場合もありますが、最寄りのエリアで開催する地域の同人誌即売会なども、併せてチェックしていきましょう。
SNSも確認しよう
同人誌即売会を開催するプロモーターなどは、SNSアカウントをから随時アナウンスを行っています。
開催日決定のお知らせから、申し込み開始日の情報なども公式情報として逐次ツイートしてくれます。
こういったSNSアカウントをフォローしておくとよいでしょう。
また、ハッシュタグなども覚えておくと、参加確定後のPRなどに使えます。
それと同時に、参加確定者のアカウントなども確認できますので、それらをすり合わせた作品作りができるかもしれません。
申込み開始日に注意
先にも触れましたが、申し込み開始日から終了日までの期間が短いこともあります。
地域開催の同人誌即売会の場合は、次回開催未定という可能性もありますので、チャンスを無駄にしないためにも必ずチェックしましょう。
委託販売という案もあり
万一、参加できる同人誌即売会がないという場合は、仲良くしている出展作家さんに委託販売を依頼するという手もあります。
参加できるサークルは少ないうえに、限られたスペースでの販売となるので委託を依頼できるのは本当にラッキーであることは認識してください。
コミケ申し込み時に必要なもの
コミケの出店申し込みを行う際に必要なものを紹介します。
これが一つでも欠けてしまうと、申し込み資格を失うことになり、サークル出展以前の問題になってしまいます。
万全の態勢で申し込みを行い、出展許可が得られるように整えましょう。
申込書
一番大切なのが申込書です。
同人誌即売会の規模によっても大きく異なりますが、申込書をプリントアウトして郵送をして申し込む方法と、WEB上で申し込む方法が一般的です。
申込書には、出展サークル名や代表作家名、メインとなる出展ジャンルを記載します。
記載方法を熟読して不備がないように記載することが大切です。
規模によって、多くの出展希望者が殺到することもあるので、少しでも不備があれば、その場で落選という可能性もあります。
郵送の場合は見やすい文字で丁寧に記載してください。
パンフ掲載用サークルカット
多くの同人誌即売会では、出展サークルを紹介する小冊子を頒布します。
そこでブースのアドレスとその出店サークルの特徴を知らせるためのサークルカットを掲載することが一般的です。
運営側から求められますので、そのサイズに応じて準備をしましょう。
実寸よりも縮小されて印刷にかけられますので、見やすく描くことが大切です。
文字も見やすく簡潔に書きましょう。
同人誌即売会に出品を重ねているサークルの場合、パンフ掲載用のサークルカットとカラーで描いたものの2種類をあらかじめ作っているようです。
白黒のサークルカットは印刷用、カラーで描いたものは、SNSや自分のサイトなどでアピールするためのツールとなります。
同じイラストで2パターン作っておけば、告知の時点から自分のブースを認識してもらえるのでおすすめです。
同人誌即売会の運営によっては、WEB版カタログを提供することもあるので、こういったところでカラーのサークルカットが強みを見せてくれます。
参加費用
最後に外せないものは参加費用です。
申し込み時に参加費用を振り込むものや、当落通知後に振り込むものなど、運営母体によって異なるので申し込みの時点で必ず確認しておきます。
また参加費用なども確認しておきましょう。
相場としては1ブース3,000円から8,000円程度となります。
場所によっても費用が異なる場合があるので注意しましょう。
この支払が期日までなされないと、当選通知をもらっても出展資格を失ってしまいます。
頒布用同人誌制作にかかる費用面の予算組み立てを行う場合は、参加費用に関する事柄も含めて計算していくようにしましょう。
また、振込手数料は出展者負担となります。
コミケ出店確定後は?
コミケなどの同人誌即売会の出店確定がゴールではありません。
ひとつのお店としてあなたの作品の魅力を発信していく必要があります。
一人でも多くのお客さんとコミュニケーションがとれるよう、当日までどんどん準備をしていく必要があります。
体調を崩す人もいますので、規則正しい生活をしながら頑張って準備を進めていきましょう。
SNSでアピール
自分のSNSアカウントを使って、同人誌即売会サークル出展の告知を積極的に行いましょう。
ブースのアドレスやどういったジャンルで出展するかといったことを中心にアピールするとよいでしょう。
このほか、新作(創作物)を頒布する、オリジナルグッズを作ったので遊びに来てほしいというように商品をサムネイル方式で見てもらうことも一案です。
先述にも触れましたが、ハッシュタグで情報の抽出や共有ができるようにしておくと、遊びに来てくれるお客さんが増えるかもしれません。
作品作りも一案
これまでPixivやSNSアカウントを使って発信してきたイラストや二次創作物を小冊子にして頒布するという人が多いかもしれません。
ハレの舞台での頒布を目指すのであれば、新作発表を目指すとよいでしょう。
読者やフォロワーがついている人であれば、新作を目当てに来場するお客さんも見込めるはず。
スケジュール的にちょっと苦しいかもかもしれませんが、コミケなどの同人誌即売会の開催スケジュールなどを踏まえて、新作に着手することが大切です。
こういったモノづくりも同人誌作家さんならではのだいご味といえます。
ブースレイアウトを検討しよう
同人誌即売会の運営側はあらかじめ1ブースの面積や持ち込みできる什器類を指定しています。
情報をキャッチしたら、あらかじめブースレイアウトを決めておきましょう。
搬入開始時刻から客入れ開始時刻まで時間がない場合も考えられます。
いかに開店準備を手際よくできるかが、売れる店づくりの一歩となります。
平置きにする方法
什器類の持ち込みが現実的に難しい場合、同人誌などの頒布物は平置きにする方法が一般的となります。
平置きにすると、商品の品数を多くディスプレイできるメリットが生まれます。
新作が多めの作家さんや、人気サークルさんの場合は平置きで対応しているところも見られます。
ただしこの方法は、客が商品を見るために中腰など腰を落とした姿勢になってしまうため、近寄らない人もいるかもしれません。
もちろん腰を落とすことで、作家さんとコミュニケーションがとりやすくなるメリットが生まれます。
テーブルなどを使いディスプレイする方法
テーブルや什器を使ってディスプレイすることで、女性のお客さんなどが足を止めてくれる可能性が高まります。
目線に近い高さで商品を見てもらえることもメリットになるでしょう。
同人誌のほか、アクリルマスコットやバッグといったアイテムを出展する作家さんにはおすすめです。
ただし、商品の数が置きにくい点がデメリットになります。
持参した什器などを使い、工夫して「魅せるディスプレイ」をすることも求められます。
ただし、什器の持ち込みを禁じるイベントもあるので、事前に確認しましょう。
コミケ前にもう一作品作りたい!そんなときにおすすめなのは?
新作同人誌に力を注いでも、ブースのスペースが埋められない!フォロワーさんから同人誌以外のグッズ販売のリクエストが入った!そんなことはありませんか?
収益の見込みがつきそうな場合、後何品かグッズを追加してみることをおすすめします。
おすすめのお店は「同人グッズラボ」。
こちらのお店はオリジナルの同人グッズが1個から簡単に、しかも安価に作成と注文が可能です。
1個単位の小ロット注文ができるので、在庫を抱えてしまうリスクもありません。
また最短3営業日で納品してくれます。
手持ちのデジタル化されたイラストがあれば、グッズ化させてみましょう。
反響があれば、次回のイベントの際にも何らかのグッズを持ち込むといった展開もできますね。
スマホリング
オリジナルキャラクターや、サークルのロゴなどをあしらったスマホリングは、女性の間で人気が高いグッズです。
人目に触れにくい大きさなので、推しキャラだったら「買い」と判断するファンも多いほど。
高見えしますので、多少高めに価格設定をしても売れるアイテムです。
Tシャツ
売れる・売れないのきわどいラインの商品ですが、サークルメンバーでお揃いのTシャツを着用することで一体感が生まれます。
おしゃれなロゴなどをデザインしてTシャツにプリントするだけ。
同人グッズラボでは、カラーや生地の厚さのバリエーションなども豊富に取り揃えているので、サークルならではの色を出すことができます。
普段着として着用できるクオリティであれば、販売に踏み切ってもよいでしょう。
ミラー
身だしなみチェックなどに欠かせないミラー。
販売を考えたときに単価が高い商品となってしまいますが、「表に出さずに持ち歩ける」「実用度が高い」という理由から買い求めるユーザーも多いアイテムです。
同人グッズラボが掲げる、1つから制作できる強みを利用して、名前を入れるなどのセミオーダーを引き受けることなどもよいでしょう。
同人誌即売会のブースで注文を受けるなどのシステムを作れば、お客さんとのコミュニケーションも取りやすくなります。
同人誌即売会に参加してみよう
初めてでも出展できる同人誌即売会の出展方法や、一緒に持参したいおすすめしたいグッズなどを紹介しました。
ハードルが高い同人誌即売会も多く存在しますが、二次創作やオリジナル(一次創作)など、自分の表現したいものを発信できる大きな場所となります。
オリジナルラボなどの制作サイトを利用したオリジナルグッズなどを作ってみるのもよいですね。
web上にイラスト・写真・ロゴなどの画像をアップロードして配置したりスタンプ・テキストを入れるだけで簡単に作成できるので、デザインが苦手な方でも簡単作成!
個人利用はもちろん、プレゼントや記念品、チームグッズ、ノベルティ、同人グッズ、物販・販売用としても多くの方にご利用いただいております。
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