コミケなどの同人誌即売会では、漫画やアニメだけが対象ではありません。
活字で表現する小説本も人気があります。
ラノベやノベライズ本が主流になった今、創作の世界でもこれに準ずる小説本の発行が増えているようです。
ここで気になるのが「どんな印刷所に頼むのがよいか」といったところ。
同人漫画に強い印刷所は数多くありますが、活字とイラストの組み合わせ、活字や写真などの組み合わせが多い小説本はどんな印刷所に依頼するのがよいのでしょうか。
この記事では、同人作家の間でも利用されている印刷所の紹介を含め、同人小説本のあれこれをお伝えします。
目次
同人小説とは
自分が創作した作品を、何らかの媒体にて発表することを同人活動といいます。
一番ポピュラーなのは漫画作品の創作を発表することで、SNSで創作作品を発表するほか、コミケなどに代表される同人誌即売会などで頒布する人も見られます。
同人小説とは、この漫画作品を「小説」に置き換えたものととらえましょう。
活字で物語を紡ぐ小説本は、「漫画を描けないけれど、ストーリー展開は常に頭にある」という作家を中心にさまざまなストーリーが発表されています。
2000年代にケータイ小説が流行したころから、同人小説のジャンルも勢いを増してきています。
また、デジタル入稿サービスやデジタル印刷ができる印刷所が増えたために、発表される同人小説本も一挙に増えてきたとみられます。
どんなジャンルがある?
「同人小説」とひとくくりにしても、いろいろなジャンルがあります。
一次創作系
何らかの世界観などがベースにある場合が多いのですが、完全オリジナルのストーリーです。
ラノベのようなアップテンポの展開が多く、ファンタジーやBL、恋愛などいろいろなジャンルのストーリーが発表されています。
ただし、商業小説とは異なり、一次創作系のすべてにおいて、読み手が受け入れやすいジャンルとは言えないようです。
BLや恋愛などにカテゴライズされているものや、イラストなどを多く挟み、その世界観を補完している小説本などが受け入れられています。
二次創作系
漫画やアニメの登場人物のアナザーストーリーやスピンオフなどを中心に描く小説です。
原作の時系列やストーリー・キャラ設定などをすべて支持しながら描かれる創作ストーリーが一般的です。
また、原作では深入りされなかった登場人物のストーリーなどが創作されています。
原作ファンから支持される内容ですが、その展開によって賛否両論がつきやすい傾向にあります。
漫画の二次創作とは異なり、キャラクターのイラストが少ない小説は受け入れてもらえないこともあるようです。
二次創作系のジャンルで多いのが、原作ではかなうことがない登場人物同士のBLや百合というように、キャラクター設定だけを投影させた、別のストーリー展開を強調した作品です。
「cp小説(カップリング小説)」などと言われることがあります。
読み手の推しカプ(推しているカップル)が合えばファンがつきやすいジャンルです。
実在する芸能人・タレント系
「夢小説」「妄想小説」などと言われることが多い形態です。
「実在するタレントと私」というように登場人物は二人だけ、ヒロインを自分自身に置き換えて読めるようなストーリーが一般的です。
また、アイドルグループ内でのBL、百合などもこのジャンルに入ることがあります。
このカテゴリで起用されるのはアイドルが中心。
自分の世界に浸ることができるため、人気が高いジャンルです。
小説は著作権侵害に当たらない
二次創作漫画の同人誌はグレーゾーンと言われています。
サブカルチャーの文化が確立しているからこそ、原作者も著作権侵害を訴えずに住みわけがなされている結果です。
本来ならば原作者が著作権を訴えることで、民事・刑事それぞれの罪に問われることになります。
もちろん、同人誌即売会自体もアウトです。
しかし、「小説の二次創作は著作権侵害に当たらない」と考えられることもあるようです。
小説と著作権侵害
では、小説もアウトなのでは?と指摘を受けることがあります。
原作キャラクターの二次創作イラストは著作権侵害に当たる場合がありますが、原作のタイトルやキャラクターの名前は著作物に当たりません。
そのため、二次創作小説の場合は著作権侵害に当たらないといわれています。
ただし挿絵として原作キャラクターのイラストを挟み、原作の二次創作であることが全面的に打ち出されてしまうと、小説自体も著作権侵害に当たる可能性も出てきます。
快く思わない人もいる
著作権侵害に当たらない作品として、いろいろなストーリーが発表されています。
もちろん、成人向け要素が含まれている作品や、完全創作のスピンオフ作品などは原作支持派が否定しまう可能性も否めません。
だからこそ同人活動とファン活動の住みわけが成り立っているのですが、SNSなどでは、突然にその垣根を越えてしまうこともあります。
同人作品を発信する際には、読み手を意識した創作を心掛ける必要があります。
同人小説を冊子化しよう
SNSなどで発表した小説に読者がつくようになった、何人かの作家同士で合わせ同人小説を作ることになったなどという場合、どこから始めたらよいかわからない人もいるでしょう。
同人小説を冊子化する場合、知っておきたい知識があります。
SNSなどで小説を発表している人の場合、pixivやツイッターなどの投稿フォームに文章を入力するだけという人がほとんどでしょう。
プロットやネタ帳などはノートやスマホのメモ帳機能という人もいるかもしれません。
文章の作成方法は人それぞれですが、同人小説として冊子化する場合は、原稿が必要になります。
印刷会社に引き渡せる原稿がなければ同人小説の冊子化は始まりません。
作り方1.小説を原稿化する
これまで何らかの形で発表した小説があれば、それを印刷するために原稿化させます。
pixivの有料プランに入っている人はPDFファイル化できるサービスを利用できるので、pixiv内で発表している小説を冊子化する場合は、サイト内で原稿を完成させることができます。
ツイッターなどで発表してきただけというのであれば、パソコンのワープロソフト「WORD」で入力した文章をPDFファイル化させて原稿を完成させます。
印刷所ではPDFデータをそのまま印刷に回しますので、縦書き・横書き・左右どちらから開くかを意識したページレイアウトまで進めましょう。
作り方2.表紙を作る
コミケなどで一人でも多くの人に手に取ってもらうためには魅力ある表紙づくりが欠かせません。
すべて自分一人で行う必要がある場合、スマホで使える描画ソフト「アイビスペイントX」などを使ってイラストや画像を表紙化させることができます。
一部の印刷所には「アイビスペイント」対応テンプレが準備されているのでこのテンプレに当てはめて画像編集をしていきましょう。
表紙だけではなく、挿絵も同様に処理していきましょう。
絵師さんなどに寄稿してもらったイラストを表紙や挿絵にする場合は、png形式などに保存すると便利です。
作り方3.ファイル化させて印刷会社に依頼する
表紙・本文・挿絵などそれぞれにわかりやすいファイル名を付けてファイル化させます。
大容量のアップロードになりますのでパソコンから作業すると便利です。
印刷会社にはアップローダーを準備しているところがあるので、表紙や本文などそれぞれに原稿のアップロードを行い入稿完了です。
印刷所ごとに入稿方法は異なりますが、ほとんどがPDFファイルでの入稿となります。
もちろん、入稿完了までには印刷所への申し込みや入金手続きが終わっていることが前提となります。
オンデマンド印刷とは
同人小説を作るためには、印刷所の印刷形態も確認する必要があります。
オンデマンド印刷とは、インクジェットプリンターやレーザープリンターを使って印刷する形式です。
入稿データは直接、用紙に印刷されます。
メリット
オンデマンド印刷のメリットは受注から納品までの時間が早いことにあります。
また活字だけやモノクロ印刷であれば、さらに納品が早くなるところも。
もちろん価格も安いので、初めて同人誌を作るというサークルなどに指示されています。
オプションなどをつけても手ごろな価格で同人小説が作れます。
1冊から製本可能としている会社もあるため、初版はもちろん増刷や「自分用の記念冊子」としても製作可能です。
デメリット
オンデマンド印刷のデメリットといえば、フルカラー印刷が苦手なこと。
黒ベタなどが多い部分でも色むらができやすいといった部分があげられるでしょう。
また、印刷箇所にテカリができてしまい、「印刷の安っぽさ」露呈されてしまいます。
小ロット印刷には強いオンデマンド印刷ですが、100部以上の印刷になるとコストがかかりすぎてしまうので注意しましょう。
オフセット印刷とは
オフセット印刷とは、入稿データをもとに版元を作りインクを使って印刷する手法です。
商業印刷の多くに選ばれている印刷形態です。
かつては印刷といえばオフセットが中心でした。
メリット
フルカラー印刷に強く、細やかな色の表現も美しく再現されます。
ベタ塗などムラが出にくい印刷方法です。
たくさんの部数を印刷するほどコストが安くなります。
大手サークルの頒布本の印刷や、フルカラーのイラスト本などに採用されます。
版元が印刷会社に保管されていれば、増刷は早く簡単に進めることができます。
デメリット
オフセット印刷の一番のデメリットは、1ページごとに版元を作るため印刷に時間がかかることです。
ページ数が多くなるほど時間がかかります。
また小ロット印刷には向いておらず、おおむね1000部以上の印刷をしなければ、1冊当たりのコストはかなり割高になります。
同人小説本に入れたいオプション
渾身の一冊にしたい、長い間保管してもらえるような小説本にしてほしいというときには、オプションを取り入れてみましょう。
オプションとは、本の装丁のために印刷所に依頼するものです。
オプション料金が発生する場合もあれば、キャンペーンやセットプランなどで対応できる場合もあります。
ハレの舞台に送り出す同人誌をドレスアップさせてあげましょう。
カバー
表紙にかけるカバーです。
これがあると本誌の表紙とカバー表紙それぞれに異なるイラストや画像を載せることができます。
また、本屋さんで販売されているような出来栄えになります。
箔押し表紙
タイトル文字を箔押しにするなど、光沢がある文字を導入すると表紙デザインが引き締まります。
また箔押し部分は立体的になるので、さらに豪華な仕上がりになります。
遊び紙
遊び紙とは、表紙を開いたときに挟んである本文には使われない紙を指しています。
トレーシングペーパーなどの半透明な紙や何らかの模様が印刷されている紙などが採用されることが多いようです。
遊び紙の選択によってストーリーのイメージを前もって知らせる効果も生まれます。
カラーイラストページ
口絵などと呼ばれる表紙や本文とは異なるページです。
カラーでイラストを入れることによって、同人小説の世界観を読み手に伝えやすくなります。
遊び紙との組み合わせで異なる雰囲気を作ることもできるので、絵師さんとのコラボ小説を作りたいというときにはぜひカラー口絵を入れてみることもよいでしょう。
同人小説作成のためのチェックポイント
これまでにまとめたことを踏まえ、同人小説を作る必要があります。
中でも入稿原稿を印刷所の指定形式にそろえることと、オンデマンドかオフセットかといった印刷形態の決定、装丁に関するオプションの決定などを事前に決めておきましょう。
見積もりが欲しい場合は、申し込みをする前に見積もり依頼をすると概算額がわかります。
同人小説の場合は、A6もしくは新書版サイズで表紙4P込み20P~30P程度のボリュームを目指すとよいでしょう。
同人小説におすすめ印刷所9選
同人小説を製作するためにおすすめできる印刷所は次の会社です。
同人誌印刷見積もり一括サイトを利用して比較検討することもよいですし、同人誌即売会で購入した小説本の奥付を見て印刷所とのフィーリングを確認することも一案です。
STARBOOKS
1冊から発注可能な、オフセット・オンデマンドともに強みがある大手の印刷所です。
同人グッズなどの製作も行っています。
特にこの印刷所では電子書籍化することも可能としており、同人小説や漫画本を専用サイトで販売できるメリットがあります。
データ入稿が優先されますが、オンデマンド印刷の場合、納期も最短6日程度と速いので、何冊か新作を作りたいという場合などにもおすすめです。
同人作家の多くがこちらのサイトを利用して同人誌づくりを経験しています。
また、同人小説本向けのプランもあり、新書判サイズなどの変形判型にも対応可能です。
無料の在庫預かりサービスもありますので、在庫を自宅に抱えることなく指定数のみを直接搬入できるメリットもあります。
プリントオン
とにかくラブリーな装丁の本が作りたいという人におすすめできる印刷所です。
オンデマンド印刷で10部からの印刷になりますが、新書判や文庫本(A6サイズ)などにも強みを持っています。
オプションの数が豊富なので、ほかのサークルにはないオリジナル小説本を発行したいという場合に選ぶとよいでしょう。
この印刷所のユニークなところは、装丁などをすべてお任せできるセットがあること。
表紙だけをプロにお任せしたい、自分のチョイスだと不安だから装丁はプロにお任せしたいという人に最適なプランではないでしょうか。
また、表紙だけを印刷するメニューもあります。
他社で印刷した同人小説にカバーをかけたいという場合にも対応可能です。
POPLS(ポプルス)
1部からオンデマンド印刷可能な印刷所です。
新書判・文庫本などにも対応しており、冊数とページ数が多いほど割安感が生まれます。
小ロットでも30~50Pほどの規模で50部前後の印刷の際に利用してほしい会社です。
コミケ会場に直接搬入が可能なので、スケジュールを組んで原稿作成ができるようになります。
カバー付き文庫サイズ本の場合、納期は最短7営業日から。
データ入稿が基本ですが、WORD入稿の場合の体裁の作り方などを丁寧にレクチャーするコンテンツがあるため、パソコンやワープロソフトの扱いに慣れていないという人でも安心して原稿作成ができるのではないでしょうか。
こちらは、初めてというよりも、何度か同人小説本を作ったことがあるというサークルさんにおすすめできる印刷所です。
ちょ古っ都製本工房
10部から印刷可能な印刷所で、同人小説を作家の多くが利用した経験があるというほど大手の印刷所です。
モノクロ・オンデマンド印刷の印刷であれば、業界でも最安値に近い価格で製本可能です。
WORDやPDFファイルが作成できればオンライン入稿も可能なので、パソコン初心者にもやさしい印刷所といえるでしょう。
カバーや箔押し、カバーといった装丁は不要、小ロットでたくさんの本を製作したいといった「内容で勝負」という作家さんには最適の印刷所です。
納期は7日前後。表紙にはレザックやマットコート紙など上質な用紙を採用しているので、安価でも高級感は得られます。
手探りで同人小説を作り始めたという人はもちろん、コミケに初めてサークル参加するという人はぜひおすすめしたい印刷所です。
日光企画
同人誌・同人小説本印刷なら老舗で実績があるといわれる印刷所です。
オフセット・オンデマンドいずれの印刷方法も可能です。
10部から印刷可能で、オンデマンド・モノクロ・平トジ新書判サイズであれば、ページ数が少なくても良心的な価格で製作可能です。
ページ数が多くても対応可能です。
こちらの印刷所では、表紙だけをフルカラーオフセット印刷にしたい、窓抜き可能などの特殊加工をプラスしたいという場合にも柔軟に対応してくれます。
オーソドックスな同人誌タイプの印刷で構わないというケースや、少しでも安く製作したいという場合には利用してほしい印刷所といえるでしょう。
また、支払いにはクレジット決済が可能です。
注文は完全前払い制ですが、クレジットカード払いが選べるため、コミケでの売り上げを充当したい場合に支払いに猶予ができるところもうれしいですね。
ねこのしっぽ
中堅~大手サークルの間で利用する人が多い印刷所です。
最小ロットはオンデマンドなら20部から。
パック料金が利用できるため、見積もりの概算が事前にわかりやすいメリットがあります。
同人小説本に好適なカバー付きのフルカラー印刷パックや、遊び紙や口絵挿入などのオプションが選べるため、少し豪華な装丁の本を作りたいという場合にはおすすめです。
複数の同人小説作家によるアンソロジー本などの発行にピッタリです。
オフセット印刷にも対応しており、50部からの印刷が可能です。
単色印刷にはなりますが、美麗イラストを合わせた小説本を作りたいという場合には、オフセット印刷を検討することもよいでしょう。
早割料金の適用あり、納品も最短7営業日からとなっているので、コミケまでのスケジュールを立てて一週間ほど早く入稿できれば、お得になります。
BRO’S(ブロス)
岡山県にある同人誌専門の印刷所です。
10部から印刷可能です。
地方にあるとどうしても送料や入稿などがネックに感じられますが、西日本に在住のサークル運営者さんやWEB入稿、直接搬入が中心という人には有利です。
オンデマンド・オフセット印刷いずれも対応可能で、オンデマンド印刷の場合、表紙フルカラー印刷でも安価であることが魅力です。
PDF形式で入稿できれば、小説本の作成も便利に進むのではないでしょうか。
この印刷所は、原稿の修正は行わず完全原稿扱いでの処理となるため、初めて同人小説を作るという人の場合は、若干ハードルが高く感じられる可能性もあります。
原稿作成のルールがある程度わかっており、WORDなどの書式設定ができるという人にはおすすめできる印刷所です。
プリントキング
市販されているような本に近い仕様がうれしい、小説本ならではのセットがある印刷所です。
最小ロット10部からのオンデマンド印刷になりますが、遊び紙の挿入やフルカラー表紙がセット内容に含まれているので、豪華な小説本に仕上がります。
初めての人でも使いやすいよう、フォトショップ形式のテンプレートも準備されているので、イラストを含めた小説本を作りたいという人でも安心してページレイアウトができるのではないでしょうか。
納期は6営業日。早期割引や特急仕上げなどのコースはありませんが、イベントスケジュールを検討しながら入稿すれば、慌てずに手元に到着します。
この印刷所では直接搬入にも対応していますので、コミケや他運営会社によるイベント用の製作にも便利に使えます。
サンライズ
50部から印刷できる小説本プランがある印刷所です。
表紙にオフセット印刷が選べるので、美麗イラストを目玉にした小説を作りたいというような場合には便利です。
自動見積もりコンテンツがあるので、自分が作りたい本のページ数や表紙のタイプを入力して概算をスピーディーに確認できるメリットがあります。
小説本にカバーをかけるプランもあるので、さらに豪華な装丁の本が作れます。
オプションで箔押しなど表紙をよりきれいな装丁にできるところも注目すべきところです。
入稿はフォトショップやイラストレーター形式となるため、ソフトの準備などの煩雑さはありますが、テンプレートなどを利用して体裁よく仕上げられるところもよいでしょう。
自分のストーリーを残そう!
初めての同人小説を作る人のために、おすすめできる印刷所の紹介のほか、同人小説の入稿の仕方や印刷所に依頼するためのポイントなどをお伝えしました。
パソコンなどがあれば簡単にそして安価に自分自身の同人誌ができあがります。
自分が生み出したストーリーの世界を広げてくれる装丁で、こだわりの一冊を作ることも可能です。
小説本を作る際には印刷所ごとに最小ロット数や装丁・オプションの有無が変わってきます。
自分にとってよりよいプランで本が作れるよう、比較検討をしながら進めていきましょう。