同人イベントの設営には何が必要?あって便利なグッズとレイアウトのポイントを紹介

同人イベントが決定したら、設営の準備を始めましょう。

当日から数えて概ね2、3週間前から準備をする人が多いです。

段通り良くしていかないと、近くになって慌てることになるので万全を期しておきましょう。

SNSでしっかり宣伝はしたものの、頒布数が伸び悩むこともあります。

サークルスペースをしっかり設営しておくことも、頒布数を伸ばすポイントです。

備品の選び方からレイアウトまで、ポイントを押さえてご説明します。

サークル参加の必需品

特に参加が初めての人は、しっかりとした準備が必要です。

当日バタバタと慌てないように、前もって持ち物リストを作成しておきましょう。

サークルに参加するための必需品をご紹介します。

必要な書類

サークル参加には、「サークル参加証」が必要です。

「出展サークル専用通行証」とも呼ばれています。

参加賞はイベント運営事務局から書類と共に送られてきます。

この参加証がないと当日出展出来ない場合もあるので、忘れないようにしましょう。

筆記用具

見本誌票にサークル名を記入する時などに筆記用具は必要です。

当日にイラストを描く人もいますが、それとは別に、値札を書く時にも必要な油性ペンやマーカー、ボールペンやスケッチブック、ノートなど準備しておくと安心です。

パスケース

SNSを通して活動することも多い最近では、名前だけで繋がっていることも多いです。

オンラインでの知り合いや仲間かな、と思ってもなかなか声を掛けづらいですね。

パスケースに名刺やアイコンなどをいれておくと、それを見てお互い声も掛けやすくなります。

コインケース

イベントでは、お釣りが必要になってくることがあります。

500円玉、100円玉は10~20枚は準備しておきましょう。

お金の管理にはキャッシュケースやコインケースがおすすめです。

コインケースは目盛りがついているので、幾らあるか一目で分かります。

キャッシュケースは出来れば鍵付きで、持ち運びに便利な小型のものを用意しておくと良いでしょう。

また、頒布物の値段もお釣りが出ないような金額にしておくのもひとつの方法です。

区切りのよい金額にしておくと、会計もスムーズに出来ます。

その他

ハサミやカッター、ガムテープ等は荷解きなどに必要になってきます。

ボンドやのりなども急に入用な場合もあるので、念のため持っておきましょう。

サークルスペースレイアウト

イベントによっては、スペースの大きさも違うかも知れません。

会場の条件によっても多少は変わってくるでしょう。

でも、基本的なことは同じなので、一般的なものをご紹介します。

サークルスペース「机」

スペースは、幅90cm×奥行き45cm×高さ70cmの大きさになります。

会議で良く使う長机の半分くらいの大きさです。

全国でイベントはたくさん開催されていますが、会場によって用意されている机のサイズが違う場合があるので、自身が出展するイベントの机のサイズは予め確認しておきましょう。

他に考えられるサイズは、幅75cm×奥行45cm×高さ×70cmや、幅90cm×奥行60cm×高さ70cmのものがあります。

クロスのサイズ

スペースにクロスを敷く場合、机にピッタリのサイズだとレイアウト時に扱いにくくなってしまいます。

机の前に垂らす分と手前の余白分の部分は余裕を持たせると良いです。

幅の余裕は、あってもなくてもそんなに影響はありません。

サイズ的には、幅90cm×長さ110cm~115cm程度が調度良いでしょう。

会場によって机のサイズが異なる場合があるので、使いまわしを考えるのなら少し大きめのものを用意しておくと便利です。

頒布物の大きさ

一般的な大きさは、ハガキで<100mm×148mm>、ポストカード<100mm×154 mm>、名刺<91mm×550mm>になります。

文庫本なら<105mm×148mm>、版権サイズ<113mm×176mm>です。

90cmサイズの机には、B5サイズ<182mm×257mm>のものなら縦置きでおおよそ4冊分、A4サイズだと少しきつめで4冊置ける感じになります。

便利グッズいろいろ

便利なディスプレイ用品を使うと効果的なレイアウトが実現出来ます。

100均でも揃えることが出来るものもあるので、是非活用しましょう。

ブックスタンド

<山型ブックスタンド:楽天市場¥660>

ブックスタンドはコンパクトなものから角度を調節出来るものまで様々。

用途に合わせて使い分けましょう。

キーホルダースタンド

<アクリルストラップスタンド:楽天市場¥2,750>
<アクリルキーホルダー用ラバースタンド:アマゾン¥800>

アクリルキーホルダー用のラバースタンドを使えば、キーホルダーを立てることが出来ます。

たくさん立てることは出来ませんが、数が多い時は卓上型のネットスタンドを使うと便利です。

プレートスタンド

<皿立てプラスチック:モノタロウ¥189>

プレートスタンドを使って、バッチなどを立てて見やすくすることが出来ます。

いろいろな用途に便利です。値札立てにも使えますね。

カードスタンド

<カード立て:モノタロウ¥60>

切り目にカードを挟むタイプとクリップがついているタイプがあります。

挟むタイプの方がカードを傷つけないので使いやすいかも知れません。

こちらもポップにも使用できる便利なグッズです。

折りたたみラック

<折りたたみ式キッチンラック:ニトリ¥380>

キッチン用の食器を整理するようなものでも代用できます。

前後に段差をつけてディスプレイが出来ます。

限られたスペースを有効活用出来る便利なグッズです。

ポップクリップ

<アクリル製カタログスタンド:モノタロウ¥189(5個セット)>

ポップを挟んだり値札を挟んでいろいろ使える便利物です。

自立させて使用しますが、普通にクリップとして使うことも出来ます。

たくさんあっても困りませんね。

ポスタースタンド

<フロアスタンド:楽天市場¥2,542>
<スタンドポスター掛け:モノタロウ¥499>

卓上の他に、背面式のポスタースタンドがあります。

卓上式はA3程度の大きさのものが使えます。

背面ポスタースタンドは、それより大きいポスターを飾ることが出来ます。

意外とかさばるので、組み立て式が便利です。

目立つスベースにするポイント

只々派手にすることが「目立つ」ことではありません。

自然と人の目に入ってくることが重要です。

作品は何なのか、何を販売しているのかを一目で分かるようにすることで、人を惹きつけることが出来ます。

分かりやすいスペースを作ることを心掛けましょう。

レイアウトのポイント

頒布物の配置にもポイントがあります。

正面から見て、まず目に留まるような配置を心掛けましょう。

遠くからでも良く見えるようにします。

机から垂らした布にポスターやポップを貼ってアピールしましょう。

机の上に頒布物を並べただけでは、立った位置からだと分かりづらいです。

ブックスタンドを使って、頒布物を見る人の目線の位置に持っていきましょう。

クロスのレイアウト

机の高さが70cmなので、足元が見える程度、床から10~15cm程まで布を垂らしておきます。

そうすると、荷物を置いても正面からは見えないのでスッキリとすることが出来ます。

正面に垂らした布には、ポスターなどを貼り付けてもアピール出来ます。

クロスの柄や色

サークル布は、スペースをスッキリキレイに見せて頒布物を目立たせる役目を持っています。

作品のイメージやイベントの雰囲気に合わせたり、自分の好きな柄や色にしても良いですが、ポイントだけは押さえておきましょう。

鮮やかな色彩の頒布物に暗い色を持ってきても冴えますし、同系色でまとめても落ち着いた感じになります。

クロスの素材

机に敷くものなので、ツルツルとして滑ってしまうものは避けたいです。

サテン等は扱いやすい布地ですが、滑りやすいので机と布の間に滑り止めのシートを敷いておくと良いでしょう。

また、織目の粗いものは比較的滑りにくいです。

頒布物レイアウトのポイント

頒布物のレイアウトの方法も工夫が必要です。

頒布物別にきちんと置かれていると、見る方も見やすく興味も湧きます。

気軽に立ち寄れる、手に取りやすいレイアウトを心掛けましょう。

アクリルキーホルダーやバッチ

アクリルキーホルダーなどのグッズは、スッキリして見やすくするのが一番です。

コルクボードにピンで止めたり、メッシュスタンドとフックを利用して縦に見やすいディスプレイしましょう。

大きめのものだけラバースタンドを使ってデコレーション風に立てておいても良いです。

また、ある程度分別して並べることも大事です。

値札もディスプレイして値段ごとにまとめておくと分かりやすいですね。

ポストカード

ディッシュスタンドを使って、種類ごとに分けて並べましょう。

見本となるカードを1枚大型のボードやメッシュスタンドに展示して値札も一緒に展示しておきます。

在庫は裏に置いておきましょう。

文庫コミック

本の種類が多い場合、折りたたみスタンドを使って段差を使って並べましょう。

薄めの本はブックスタンドで立てておきます。

厚めのものは何冊か重ねて置くとよく売れるようです。

試し読み用のスペースを確保したい時は、通路側から手前の位置に手を伸ばしやすいように数冊積んでおきます。

名刺や配布物

無料配布物や名刺は手渡しでも良いですが、取りやすい位置に置くことがポイントです。

試し読みのスペースの近くに置いてもいいですね。

また、「ご自由にお取りください!」などの案内板があると、気軽に安心して手に取ってもらえます。

当日設置のポイント

目当てのサークルがあったら先に向かう人もいますが、興味の向かないサークルスペースでは通ってもそのまま通り過ぎてしまいます。

スペースの前を通った人が思わず立ち止まってくれるような設置のポイントをご紹介します。

ポスター

スペースを素通りしたとしても、目につきやすい物が「ポスター」です。

遠くへのアピールなら、大型のポスターを置きましょう。

机の通路側の布に大判のポスターを貼ったり、スタンドで角度をつけて置いても目につきます。

その場合は、隣のサークルに配慮して邪魔になることの無いように設置します。

倒れないように、しっかりと固定しておきましょう。

ポスターの材質は布製がおすすめです。

折り目もつかず扱いやすいです。

紙製のものはカラーが鮮やかに出るので目立ちますが、折り目がついたり照明に反射してしまう難点があります。

メニュー

フォントや文字の大きさや濃さに注意して、頒布物とその値段を描きましょう。

掲示物に合ったポスタースタンドを用意することも忘れないようにします。

全体的なバランスも大事なので、頒布物との配置の関係や大きさを、イベントの当日までに確認しておくことをおすすめします。

アナログも大事

イラストを手書きしたスケッチブックや色紙などを展示するのも、目につきやすく気を引くことが出来ます。

アナログで表現したものをアクセントに飾りましょう。

制限された時間でアピール

ひとつのサークルスペースを素通りする時間は約2秒弱です。

人が正面から横を向く間の時間も約2秒。

その2秒の間に立ち止まらせる工夫が必要です。

強くアピールしたいものがあれば、そのポップを中心にして目に留まるように設定しましょう。

色にもポイントをおく

ポップや掲示物は角度も目線に合わせ、色にも気を遣います。

見る意欲や買う意欲を促す色は「レッド」や「オレンジ」です。

『赤』は人に行動や決断を起こさせます。

また、同じ赤色でも蛍光色や明るい赤ほど意欲を増します。

高さを揃える

平積みする場合、高さを揃えて並べましょう。

高さが揃っていると表紙が並ぶので、視線が集中しやすいです。

ブックスタンドを使う場合でも同じようにバラバラな感じにならないように注意しましょう。

実際のレイアウトの紹介

サークルスペースの設置に必要な物やレイアウトのポイントなどは分かりました。

でも、実際設置となると、難しく考えてしまってイメージが湧かないかも知れません。

参考に、実際にサークルスペースの設置例をご紹介します。

スッキリとレイアウトした例

机上の特大ポスターが目を引きます。

ラックの上段に大きめのグッズを。

下段にはそれより小さめのグッズを並べて、通る人の目線に合わせて並べられています。

ポップは控えめですが、キレイに平置きされた頒布物の高さが揃っていて見やすいです。

ジャケットの絵に注目が行きやすいですね。

段差を有効利用しきれなかった例

メインのものをポスター代わりにして、とても目立っています。

ですが、ラックの下のグッズがごちゃごちゃして、少し残念なレイアウトになってしまっています。

マスクの影にバッチが隠れてしまっていますね。

メッシュのスタンドなどを使ってバッチを並べ、マスクの位置をもう少し高く持っていけば手に取りやすい環境に変わります。

スペースに敷いた布で印象を強くした例

サークルスペースに敷かれた布が頒布物のイメージにピッタリと合っています。

狭いスペースにびっしりと並べられていますが、高さも幅も揃っているので嫌な感じがしません。

机上と下方のポスターが対角的に配置されています。

そのお陰でバランスもよく、思わず目がいってしまうスペースですね。

縦の視線を誘導した例

高さを使って、上手くレイアウトされています。

大きい頒布物を机に並べて、縦の目線を誘導しています。

中心の猫のマスコットも目立っていますね。

左右に頒布物を分けたところが、複数の人が見やすい環境にしています。

目線に合わせた例

立体的に設置した例です。

立体的なレイアウトは、通る人の目線に合っている角度が大事です。

無料配布物も掲示されているので、気軽に取ることが出来ますね。

値札も大きく目立ちます。

頒布物も内容を伝える掲示板も側にあるので、安心感が湧きます。

人が立ち止まる工夫をしよう

同人イベントに参加が決まったら、早速準備をしましょう。

初めての参加の場合はチェックリストを作って、忘れ物のないように特に気を付けましょう。

サークルスペースを通り過ぎる時間は、たったの2秒程です。

その間に、立ち止まって見てもらうようなレイアウトを心掛けましょう。