【出禁になるかも?】何度でも確認しよう!同人イベントでのルールとマナー

一般参加(来場者側)の立場で同人誌即売会に参加する場合、ちょっとしたローカルルールを知っておかないと、突然見知らぬ人に怒られたり、運営側に「出入り禁止」と言われたりすることがあるかもしれません。

こういったケースは特殊ですが、ルールを知らないままに同人誌即売会に参加すると、自分だけではなく、ほかの一般参加者やサークル主までもが嫌な思いをしてしまいます。

このような結果を招かぬように、初めての同人誌即売会参加の際には、事前にルールを予習しておくとよいでしょう。

ここでは、同人誌即売会における一般的なルールとマナーを紹介します。

来場の際のルールとマナー

一部の商業作家や大手サークルを除き、頒布用の同人誌はレア度が高く、売り切れ御免といったものがほとんどです。

お目当てのサークルの新刊を手に入れるチャンスであり、一つでも多くの推しキャラの非公式グッズや同人誌を手に入れたいというファンもいることでしょう。

こうした気持ちを持つのは、だれもが同じです。

ここでは、同人誌即売会来場の際のルールとマナーをまとめました。

徹夜で順番取りはNG

同人誌即売会の会場は、消防法の兼ね合いから収容人数が決められています。

開場から出遅れてしまうと、キャパシティーオーバーとして入場制限がかけられることも少なくありません。

また、お目当てのサークルの新刊が売り切れてしまった、再販なしということがあれば残念極まりないという気持ちにもなるでしょう。

だからと言って、会場周辺で前日の夜から徹夜で順番をとる行為はNGです。

運営もチェックしているため、徹夜で順番取りをしている一般参加者に対し入場を断ることもあるようです。

徹夜待ちは、身の安全にもかかわることですので避けましょう。

始発ダッシュとは

「始発ダッシュ」という言葉がコミケ開催日になると、SNSのトレンドワードとして紹介されることがあります。

これは始発電車が最寄駅に到着したとたん、一般参加者が会場目指してダッシュで走り出す光景を指しています。

少しでも早い段階で列に並びたいという気持ちもわかりますが、早朝でも最寄り駅周辺は交通量も多いですし、コミケ参加者以外の一般人も通行する場所ですのでダッシュは控えましょう。

運営の指示に従って

開場待ちの列が伸びてくると、運営スタッフが列の整理を始めます。

最後尾の指示や、公道に列が伸びないように促してくれます。

こういった運営の指示を無視すると、ほかの一般来場者にも迷惑が掛かりますし、来場者同士のトラブルに発展しかねません。

少しでも早く入場したいという気持ちはみな一緒なので、気を付けましょう。

サブバッグ持参は必須

持ち物の一つとしておすすめしたいのが、頒布された同人誌を入れるためのサブバッグです。

購入物を手に持ちながら歩くと、ほかの来場者とぶつかってしまう可能性もありますし、大事な購入物を落としてしまうことにもつながります。

サブバッグを持つと、手元が自由になるのでおすすめです。

会場内でのルールとマナー

会場内でもルールやマナーを守らないと、一般参加者(来場者)同士でのトラブルに発展しかねません。

同人誌即売会での自分勝手なふるまいは、知らないうちにSNSで拡散されている可能性もあります。

自分がその対象にならないためにも会場内でのルールやマナーをおさらいしておきましょう。

譲り合いの気持ちや、ほんの少しの思いやりも必要です。

会場内は走らず歩こう

会場内は所せましとたくさんのサークルブースが並んでいます。

効率よくブースを配置するために、ダンジョンのように配置がなされていることもあるようです。

場所によっては、余裕を持った通行路が確保されていない場合も。

また、開場間もない時間帯は多くの来場者でごった返しになります。

こういった理由から、会場内は走らずに歩いて回りましょう。

サークル主さんが、頒布時間を設定しているという場合などは、余裕を持った行動をおすすめします。

荷物は預けて身軽に

遠方から同人誌即売会会場へ遠征する人も少なくありません。

こういったとき荷物も多くなってしまうことが予想されます。

特に、宿泊を伴うこともあるでしょう。

荷物を持ったまま同人誌即売会の会場へ入場するのはアウトです。

自分自身の動きに制約が出てしまうほか、人にぶつかってしまう、背負った荷物が頒布品を傷つけてしまうというアクシデントに見舞われてしまうこともあるでしょう。

荷物は、駅のコインロッカーに預けるなど事前に工夫をしましょう。

身軽になって、会場入りするとスムーズにサークルめぐりができます。

会場内は撮影禁止

同人誌即売会の独特な雰囲気を紹介するために「コミケなう」などのハッシュタグをつけてSNSに投稿することもあるでしょう。

その時に、画像を添付して投稿することはNGです。

会場の外観などはOKですが、会場内を撮影することは運営が禁じています。

これは、「コミケはグレーゾーン」といった言葉がある通り、著作権侵害につながる二次創作を公表する可能性があるからです。

何気ない画像投稿が、サークル主に対する訴訟問題や逮捕に至る可能性があります。

また、二次創作を好まない原作ファンもいますので、そういった人への配慮をしてほしいという暗黙のルールも存在していることも覚えておきましょう。

サークル抽選に漏れてしまったサークル主がいることも気にかけておくことも忘れずに。

ブースでのルールとマナー

ブースでは、サークル主が一冊でも多くの同人誌を頒布したいと躍起になっています。

また、購入者との交流を楽しみたい、見本誌を手に取る一般参加者の温度感を探りたいというような気持ちをもって出展しています。

一般参加者は、推している作家がいるブースに行って自分の存在をアピールしたい、リアルでも交流したいという気持ちを持っているかもしれません。

しかし、まずはちょっとだけ立ち止まって考えてみましょう。

千円札と小銭を準備しよう

サークル主は頒布をするために釣銭の準備はしていますが、自分の頒布分の売り上げに対する釣銭程度の準備になることでしょう。

コンビニでも一万円札が嫌われることがあるように、同人誌即売会の場で一万円札を出すことはタブーです。

できる限り千円札や小銭などを準備し、お釣りがないように支払いをすることをおすすめします。

一万円札での支払いは、多くのサークルが避けてほしい事柄なので、事前に両替しておきましょう。

成人向け本の取り扱い

サークルの中には、BLや百合、男女間のカップリングでも成人向け要素が強い同人誌を頒布するところも存在します。

印刷会社が入ることですし、法に触れてしまう可能性があるので、公序良俗に反する内容のものは販売されていません。

こういったカテゴリの作品はレイティングマークを付けて、内容の差別化を行うことが一般的です。

「18禁」「成人向け」などといったマークがある本は、その年齢に満たない人は購入できません。

もし年齢を確認せずに頒布した場合、作家はもちろんのこと、印刷会社、同人誌即売会の運営側が法に問われることもありますので、一般参加者も注意しましょう。

身分証明書の提示について

成人向け要素の強い同人誌が購入できる年齢に達している場合でも、サークル側としては万全を期するために身分証明証の提示を求めます。

これはコンビニでたばこや酒を購入する際のレジ確認と同じととらえてください。

個人情報を提示するため、恥ずかしい気持ちになるなど嫌な思いをするかもしれませんが、サークル側も成人向け同人誌を頒布したことによって立件される可能性を打ち消そうとしています。

これからも、同人誌即売会でこういったカテゴリの創作作品の販売が続くためにも、身分証明書の提示は必ず守りましょう。

もちろんあらかじめ持参することも大切です。

見本誌は見入らない

サークルの多くが、頒布本の見本誌を置いています。

これは、カップリングを確認してもらうことや、買ってから「損した」などと言われることを避けるための行動だといえます。

一般参加者の中には、見本誌を熟読したにもかかわらず、購入せずにブースから立ち去るというような、悪質な客もみられるようです。

これは、サークル主もいい気持ちがしません。

見本誌に関しては、見入らず内容をさらりと確認する程度にとどめましょう。

サークルによっては、見本誌の立ち読みを防ぐために、タブレットのスライドショー形式で見本を提示するサークルもあるようです。

サークル主さんへのマナー

ここでは、サークル主に対するマナーをピックアップしました。

「ブースでのルールとマナー」に通じる部分もありますが、売り子(サークル主を手伝う販売担当者)や作家個人に対して嫌な気持ちをさせないために、気を付けるべきことを紹介します。

値切り行為はNG

一般来場者の中には、「3冊購入するから、値引きしてほしい」という人もいるようです。

頒布する同人誌の多くは、利益が出るか出ないかといったところで価格設定されています。

ほぼ制作代金のみ、赤字必至も考えられます。

こういった理由から値引き交渉されると困ってしまうのがサークルとしての本音です。

中にはほかの作家さんから委託を受けて頒布している作品もあるため、値引き交渉は一切NGです。

こだわりを持って制作している同人誌だからこそ、値切り行為は作家さんに対して失礼な行為ともいえるので避けましょう。

ただし、イベント終了間際に持ち帰り荷物を減らすべく、サークルがディスカウントしている場合もあります。

スケブは作家さんの都合を聞いてから

このところでは、一般参加者のスケッチブック描画依頼は「有償でのお引き受け」としている場合が増えているようです。

ただし、一部では無償で引きうけているサークルも見られます。

開場直後、頒布が忙しい時間帯のスケブ依頼はNGです。

午後から閉会近くの時間帯に依頼するとスムーズです。

サークルによっては「スケブ受付時間」を設けているところもあるので、チェックしておくとよいでしょう。

また、サークルのジャンル外のキャラクターをスケブ依頼することや、自分勝手な依頼は避けましょう。

頒布本は大事な商品

サークル主や作家にとって頒布本は大事な商品です。

「薄い本」と揶揄する言葉も存在しますが、紙質や印刷方法なども含め、こだわりを詰め込んだ本であるため、それを「モノ」として扱われることを嫌う作家もいます。

頒布本の上にお金や荷物を置くことや、手に取った頒布本を無造作に扱うことは避けましょう。

折り目などがついてしまうと、ほかの方へ頒布できなくなる可能性があり、作家にとって損失につながります。

作家の多くはビニール袋に入れるなど、最低限の梱包を行っています。

中身の保護はもちろんのこと、成人向け作品のアピールという意味合いが第一ですが、一般来場者に対する「丁寧に扱ってほしい」という無言のサインであることも覚えておきましょう。

世間話はアフターで

SNSで交流のある作家やファンとのリアル交流の場としても、同人誌即売会は大きな意味を持っています。

SNSでのコメント欄やDMなどでやり取りが多い人とは、世間話も弾むことでしょう。

話が弾んでいると、ほかの一般来場者がブースに近寄りにくく感じてしまいます。

また通路をふさいでしまう可能性もあるので、ひとつのサークルに長居することはNGです。

もしリアルで話を続けたいという場合は、会場撤収後にアフターの場を設けることをおすすめします。

一般参加者としての心構え

純粋に二次創作が好きだという場合や、今回はサークル参加に漏れてしまったので一般来場者組という同人作家も見られます。

一般来場者での参加は気分が楽という場合もあるかもしれませんが、慣れているからこそ気を付ける必要がある事柄も。

ここでは、一般参加者としての心構えを紹介します。

一般参加者の頒布行為は禁止

同人誌即売会では、サークル参加者以外の頒布行為を禁止しています。

同人誌即売会の会場で待ち合わせをして同人グッズの授受をすることや、サークルブースに赴いて自作のイラストや同人誌を差し入れする行為はルール違反です。

たとえ一冊、一個、無償での差し入れでも頒布行為とみなされます。

サークル参加者は参加費を支払って頒布しているので、一般来場者として同人誌即売会に参加している場合は、「お客さん」として見守るようにしましょう。

コスプレ撮影は一声かけてから

コスプレをしている人の撮影は、許可されている場所のみで行うことがルールです。

休憩中や許可エリア以外での撮影はNGです。

こういったすみわけを徹底するためにも、コスプレイヤーさんを撮影する場合は一声かけて許可をもらってから行いましょう。

また撮影させてもらったら、お礼を伝えることも大切です。

頒布本は帰宅後に読もう

遠方から来ている人などは長い移動時間で頒布本を読みたいという気持ちを持つ人もいるでしょう。

誰よりも早く「イベントお疲れ様」のメッセージとともにサークル主に対しSNSで感想を伝えたいといったこともあるでしょう。

同人誌は公共の場で開くことはタブーです。

理由としては、「二次創作を好まない原作ファン」がいることと、カルチャーの違いによって「コミケ文化を好まない人」もいるためです。

サブカルチャーとして浸透している世界でもあるので、すみわけはある程度必要です。

帰宅するまでは大事にしまっておきましょう。

楽しい一日を過ごしましょう

イベントを楽しい一日にするにも、全体的に嫌な気持ちを残してしまうことも、たった一人の振る舞いが大きく左右してしまいます。

もちろん、同人誌即売会に限ったことではありませんが、いろいろな考えを持った方が集まる場ですので、楽しい一日を過ごせるよう一人一人が配慮できるとよいでしょう。

これからも同人誌即売会のカルチャーが続くように気配りを大切にできるといいですね。