知らずにやりがちNG行動!?初めてのサークル参加で心がけたほうがいいこと

同人イベントに参加するきっかけは人によって様々です。

前々から気になっていたイベントに満を持してサークル参加申請をする事もあれば、友達との会話中に背中を押され、ノリと勢いで申し込む事もあります。

しかしどんなイベントであれ、初めてサークル参加する時には、一般参加の時と違った心構えやマナーが必要になってきます。

同人イベントにサークル参加したい!

同人イベントのサークル参加、と聞いて、どんなイメージが浮かびますか?

人によっては難しい、ハードルが高いイメージがあるかもしれません。

コミケのようなサークル参加に抽選が必要になるほど大手のイベントでない限り、イベントへのサークル参加申請自体はとても簡単です。

そのイベント主催ホームページの手順に従い、参加費の支払いを済ませ、申請内容に問題が無ければイベントにあなたのサークルスペースが作られます。

そこに作品が並べられるかどうかはまた別問題ですが、申請自体にそこまで大きく壁を感じる必要は無いのです。

まずは一般参加で雰囲気掴みを

ただし、申請ハードルそれ自体は低くても、イベント初参加とサークル初参加が同時という事態は望ましくありません。

TVで見たことがある、友達から話を聞いた、体験レポを読んだから大丈夫とサークル参加を決めたとしても、実際にその場で起きている事の把握は難しいものです。

一般参加した事があるイベントであっても、サークル参加になったら思いも寄らぬ事態やアクシデンドが起きてしまうのが、人が多く集まって行われるイベントの恐ろしさです。

別ジャンルのイベント、地方イベントにまずは一度出向いてみて、「同人イベント」の雰囲気を確かめてみた方が無難です。

サークル参加で気を付けたいNG行動!

サークルスペースが確定し、当日を待ち遠しい気持ちで待つのはとても楽しい時間です。

開催日が近づいても原稿が仕上がっていない場合はまた別の気持ちに苛まれますが、それでも一度きちんと時間を取って行うべき行動があります。

それが、参加するイベントの注意事項の熟読です。

特にサークル参加する上での注意事項は何度も読んでおきましょう。

知らずに何らかの注意に違反してしまった場合、頒布中止になってしまうケースがありえる他にも、思わぬ事故・トラブルの原因となる可能性もあります。

サークル参加特有のNG行為は他にもあります。

刷りすぎてしまう・会場に運び過ぎてしまう

作品が出来上がったら、頒布する為には印刷所・コピー本問わず同人誌を刷る必要があります。

もしその冊数を3桁、ましてや4桁刷るつもりであれば、一旦思い留まりましょう。

一度にそれだけの冊数が必要なのは既に人気のあるサークル、SNS上でかなりの人気がある作家の場合に限られます。

当然ながら人気の有無はサークル参加の是非に一切は関係ありません。

しかし刷りすぎた・持ち込み過ぎた冊数が殆ど売れ残ってしまえば、運搬の手間、在庫スペースの確保に長く悩まされてしまいます。

イベントへの参加ペース、参加するイベントの規模等、初めてのサークル参加で刷るべき冊数は概ね10~50部で変化してきます。

どうしても多く刷る場合は自宅にある程度の在庫を置き、会場に持ち込む冊数は少ない数から始めてみましょう。

一般参加以上に寝坊は命取り

イベントにサークル参加する場合、イベント開始時刻から始まる一般入場とは異なり「サークル入場」によって早めの時間から会場に入れます。

そこで自分のスペースの確認、サークルによっては印刷所から届けられた自分の本を確認し、設営していきます。

そして一般入場時には頒布が可能な状態になっている事が理想的です。

しかし寝坊や電車の遅延でこのサークル入場時刻に間に合わなかった場合、入場は一般入場と同じ列に並んでの入場になります。

この場合、入場まで時間がかかる事はもちろん、入場してからの設営準備で頒布開始までの時間は大幅に遅れます。

ましてや自分の本が欲しい人が居ても、本人が居ないスペースを見て「参加しなかったのか」と思われてしまう可能性もあります。

欠席であれ遅刻であれ、開始時点で着席出来ない場合は自分のSNSに一言そのお知らせを入れておきましょう。

隣のスペースに自分の設営がはみ出ている

1サークルに与えられているスペースは長机半分ほどです。

実際に座ってみるとあまり広くはありませんが、そこは誰もが同じ条件です。

隣接のスペースを侵食しながらの設営、設置完了時点でも隣接スペースを損なってしまうのは迷惑行為となります。

初参加ならば頒布物が多すぎて隣接スペースを侵食するケースは少ないでしょう。

代わりに初めて使う設置台、ポスター掲示がうっかり隣接スペース上に跨っている事があります。

設営完了後、一度机の前面側に回り込んで、そうした問題が起きていないか確認してみましょう。

高すぎ、不安定…その設営、本当に大丈夫?

目立たせたいから丈の長いポスター掲示台を使おう!や、グッズを作ったからよく見えるように網状の設置台を取り付けよう!といった、高さのあるスペース設営には殊更注意が必要です。

イベント会場は概ね屋内ですが、大きな同人イベントでは季節によっては入場時や換気の為、広い搬入口が開閉されることがあります。

その時吹き込んでくる風によって、設営した台やポスター台が自分や隣のスペースへと倒れ込んでしまった、という事例が過去何度か発生しています。

自スペースだけでなく隣のスペース、本が滅茶苦茶になってしまい、一歩間違えれば怪我も有り得ます。

初サークル参加でそうした設営をどうしてもやりたい場合、ガムテープや確実な重しを持ち込む等、適切な倒壊予防策を講じておきましょう。

斜めに積んだ同人誌が雪崩に!

これは同人誌の紙質によって起こる事がある問題です。

紙質がツルツルとした同人誌は、同人誌同士もまた摩擦が少なく滑ります。

こうした同人誌を積んだ状態で、「通路から表紙が見えやすいようにする」という陳列のセオリーに従って傾斜をつけてしまうと、十分な幅や留めがしっかりしていない陳列ではそのまま一番上の同人誌から滑り落ちていきます。

サークル準備中に起きるならまだしも、開場直後の混雑中、通行が多い瞬間に起きてしまうと大惨事です。

1冊だけ見本として見易く立てかけておき、残りは平積みにしておくといった工夫で、滑り落ちず、かつ通路から見易くしていきましょう。

スペース離席時は必ず貴重品を持って!

トイレや食事、自分も欲しい同人誌や挨拶したいスペースに向かう時、サークル主しかその場に居ない個人サークルでは一時的にサークルスペース内が不在になります。

その際は陳列しておいた本をしまう、「〇〇時まで不在です」と訪れてくれる人向けの案内を出す、そして必ず貴重品を持って移動しましょう。

イベントの規模に関わらず、イベント会場でのスリ・本の万引き、貴重品の置引きが起きる可能性があります。

隣接サークル主さんに「少し見ていてもらえませんか」と頼む手もあります。

しかし他人同士の空間なので、サークル主が居ない時にやってきて荷物を漁る人が泥棒かサークル主の知り合いなのか、予め「知り合いは来ない」とでも伝えなければ見分けはつきません。

必ず周囲の人が見てくれるだろうとは過信せず、自己責任の上で持物を管理しましょう。

押さえておきたい、社交上のマナー行動

同人イベントは度々現実世界とは違う、趣味の仲間が集った夢のような空間である、という表現のされ方をしますが、これはあまり正確ではありません。

趣味の仲間が集った場ではありますが、人と人とが交流する以上、ここもまた対人上の関わりが発生する「社交」の場です。

もちろん、仕事で関わり合う相手のように肩肘張ったり萎縮したりする必要はありません。

「仲間」であるのだというならば、親しみを大前提とした礼儀、相手を思いやった行動が必要になってきます。

隣のサークルにご挨拶

一般的に、自分のスペースに隣接するスペースには挨拶をしておきましょう。

左右に詰められた位置に居る場合、隣接するスペースさんの背後を度々通る・通られる事があるので、隣接スペースさんとは全く関わらない訳にはいきません。

自分が通る側であったとして、隣の人が不機嫌そうな人であれば不安になってしまいませんか。

真顔の人間は、実際には特に何を思っていない状態だったとしても、傍から見ると「怒っている」「不機嫌そう」だと見られがちです。

そのイメージを打開出来るチャンスが、お互い最初に顔を合わせた時に交わす挨拶なのです。

難しく考えず、「こんにちは」「よろしくお願いします」で問題ありません。

たったこれだけで自分は意思疎通が可能で話が出来る人間です、という最低限の表明が出来る、挨拶のコストパフォーマンスは中々の物です。

挨拶ってそんなに必要?

しかし稀にですが、「挨拶をしたら変な反応をされた」「挨拶をしたら笑われた」というケースが発生しています。

サークル参加の注意点で調べると、どういった記事であれ、「挨拶は大事である」とされています。

挨拶に変な反応を返すという事は逆説的に、事前にあまり注意事項を調べない、かつ最低限の礼儀=挨拶であると知らないタイプの人間であると証明が出来ます。

隣のスペースはそういう人である、という事前の心構えが出来たと割り切ってしまいましょう。

初めてのサークル参加でそういった相手に当たってしまうと、「挨拶するのがおかしいのでは」と考えてしまうかもしれませんが、そんな事はありません。

繰り返しとなりますが、挨拶は出来ないよりは出来た方が良い、ごく最低限の礼儀です。

大きすぎるリュックはサークル参加に不向き

手元が空くので重宝されるのが背負うタイプ、肩掛けタイプの鞄ですが、実はサークル参加時にはあまり向いていません。

先述の通り、サークル参加時には各スペース間の狭い空間を何度も行き来する必要があります。

この時、かさばるリュックサックやナップザック、肩掛けスポーツバッグでは、狭いスペースを通る際の体の捻りで、座っている人の身体に頻繁にぶつかってしまう事があります。

トイレや食事での移動時、貴重品を持ち運ぶにもそんな鞄しか無い、という事がないように、トートバックといったかさばらないバッグを別途用意しておきましょう。

人混みでのスリを警戒し、チャック付きのバックであればより望ましいです。

飲食物はなるべく臭わないもの

大前提として、特に夏場は手作りのお弁当の持ち込みは自分で食べるのだとしても非推奨です。

現地の温度状況が当日にならなければ判らないので、炎天下の行列、高めの室温の中で水分を含んだお弁当が雑菌の繁殖により腐敗してしまう可能性が大いにあります。

腐敗に至らずとも、お弁当自体が独特のにおいを発するものなので、密集したスペース内で食べる軽食としては不向きです。

理想的なのは密封した容器に入ったゼリー飲料系、カロリーメイトといった携帯食です。

ゼリー飲料も口を付けたら半端に残さず、早めに飲み切っておきましょう。

臭いとは別に、直接ペットボトルに口をつけた飲料の飲み方も、夏場は雑菌が繁殖する可能性があります。

凍らせて持参し、なるべく長く保冷効果が保たれるようにしておきましょう。

綺麗に使い、綺麗に片付ける

サークル参加した際には、一般参加の時よりもゴミが多く発生します。

一般参加ではゴミは出ない、出たとしても多くは持ち込んだ軽食のゴミ程度です。

対してサークル参加では、サークルスペースに置かれたチラシ類、印刷物を梱包していたダンボール、スケッチブックを受け付ける人は消しゴムの消しカスによって段々と汚れていきます。

出るゴミに関しては会場内に大き目のゴミ箱・分別スペースがある事が殆どなので、その辺に放置せず、ビニール袋等でまとめてきちんと処理していきましょう。

注意点を把握し、反省点は次に活かす!

どれだけ注意点を熟読し、マナーや問題点は大丈夫だと確信を持てたとしても、人が多いイベント会場では何らかのトラブルは起きる時は起きます。

しかしサークル参加として自分の創作物を手渡し出来るのは、同人イベントだけの特権です。

何よりその場に作品を持って行けたという事は、1冊分、自分の作品を完成させられたという紛れもない事実があります。

その誇らしさにまずは目を向けて、良い思い出にしていきましょう。

反省点は必ず次に活かせます。